大坂山城 グッズ

大坂山城 図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて (サイエンス・アイ新書)

萩原さんの「山城へGO」がとてもよかったのでこちらも飛びつきました。タイトルからして「戦う城」。わかってる!城といって一般におもいつくような”天守閣のある城”勿論それも載っていますが、この本にはもっと古い、戦国を生き抜いた「戦うための城」が沢山取り上げられています。見て美しいお城は、観光客も沢山、解説板も沢山、なのですが、中世の城(山城含む、まさに戦う城)は、派手さもないし、解説も少ないです。時代も古いのでわからないことも多いのかもしれませんが、わざわざ行ってみても「この部分は何のために作ったのだろう」と思っても解説なし。結局全然わからなくて、帰ってくることが何度かありました。しかし、この本ではかなり詳しく、基本から懇切丁寧に解説がついているので、建築好きにもたまらない内容だと思います。城の歴史が好きな人もいるかもしれませんが、中世のお城は城主の入れ替わりも激しく、歴史的に書かれた本だと、読んでいるうちにわからなくなってくることも度々あります。でもこちらでは、個別のお城解説も、人物名や歴史名の羅列で煙にまくような解説ではなく、「戦う城の科学」の名前の通り、構造的な特徴をメインに解説し、どうしてその構造が必要だったか、という意味で歴史や事件がでてきます。この順番の方が理解は早いとあらためて思います。歴史上有名な戦も、ここまで城の構造を絡めて説明してくれるとさらに理解が深まります。中世の城の事ばかり書いてしまいましたが、この本はもっと古いものから取り上げられています。城として見落としがちな東北の「館」と呼ばれる建物たち。説明されるまでわたしも「城」と考えておらず、見に行ったことがありませんでした。見開きでの説明ではありますが「古い戦う城」として環濠集落から、解説が始まっていたのもよかったです。確かに「戦う」集落ですね。掘あるし。それから飛鳥時代の古代山城。この辺りも、考えたこともありませんでした・・・。建築、都市計画、などの切り口で読む本かもしれません。昔も今も軍事は最先端の科学が使われていたのだろうと思います。「科学」の切り口の城解説、歴史好きや昔ながらの城ファン以外にも興味深く読める内容だと思いました。 図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて (サイエンス・アイ新書) 関連情報

大坂山城 広重の三都めぐり―京絵図大全・大坂細見図・御江戸大絵図で歩く 京・大坂・江戸・近江 (古地図ライブラリー)

叙情の風景画家「広重」が描いた京都大阪、江戸、近江の名所が現代の観光情報ともに構成されています。広重の生きた江戸時代と現代を対比しながら、広重も訪ねたかもしれない昔の面影を残す観光スポットや現在の様子が描かれています。この本を携えてかの地を旅すれば情緒満点、三都の旅が数倍楽しくなります。 広重の三都めぐり―京絵図大全・大坂細見図・御江戸大絵図で歩く 京・大坂・江戸・近江 (古地図ライブラリー) 関連情報




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