田原俊彦・森口瑤子
![]() 情事 (集英社文庫 143-A) |
山田詠美や吉本ばななが流行った18年前、10代の頃森遙子の文章に出会った。 『 私は知らない事は書けない』と言った彼女の作品群は確かに彼女自身が色濃く投影されている感じがする。外国文学のようで、下品な感じがせず、どことなく音楽的で美しい文章だ。 作家との相性は文体なのかもしれないが、私は森遙子以上嵌る作家にはもう逢えないと思う。 |
![]() 愛の美学 森瑶子が遺した (集英社文庫) |
一年半、付き合った人と別れた直後に自分の気持ちがどうしようもなくて読みました。森瑤子の小説の中から、様々なフレーズが抜粋してあり、その出典が書かれています。男と女の永遠の溝、人生半ばしてわかる哀しみ、焦り、寂しさ、そして女としての欲望、よくわかります。恋する気持ちを捨てていない、大人の女性に読んで欲しいです。 |
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