追想 [DVD]
かなり諦め気味だったこの作品のDVD化。
手に入れ、日本語吹き換え、鮮明な画像、2色刷りとはいえ当時のポスターの再現入り、解説ありと・・・至れり尽くせり。
本当にうれしいです。
ビデオを大事に観ていた私としてはいつビデオが見られなくなるかという状態で再生していた。
画像も悪く、部屋を暗くしないと、城の中のシーン(大半がそうなんですが・・・)が真っ暗で観えず・・・結構なストレスでした。
今回、DVDでストレスなく最後まで観れて感激。
ロミーの笑顔はやはり美しく、ファンでなくても「この女性のためなら・・・」と思ってしまうのではないかと思います。
戦争映画ですから、残酷なシーンも多いし、考えさせられるシーンもあります。
その反面、ロマンス映画としてもいい作品だと思います。
是非、多くの方にこの機会に観ていただきたい。
ロミーファンとしてはロミー映画をもっとDVD化してほしいです。
冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫 (044))
小学生のころに何度も読みましたが、また最近になって読んでみました。
やっぱり名作というのは、いつになっても古びれません。おもしろいです!
そして最後には、ガンバたちとの別れにつらくなってしまうのも昔と同じでした。
海を見るたびにガンバの名ゼリフを思い出してしまいます。
とにかくすべての年齢の人におススメです。
冒険者 [VHS]
実在の人物のお話らしいです!
日本に平民として暮らしていると全く縁がありませんが、1960年代くらいにジェット族といわれる人たちがいたらしいです。世界中のお金持ち、貴族、芸能人、政治家、詐欺師、プレイボーイ、といった人たちの集まりで、自家用ジェットで道楽のために世界中を移動してパーティとかばかりしているような、人達です。芸能人ではエバ・ガードナーとかシナトラも入ってたみたいです。きっと、戦争が終わってちょっとして、先進国では生きてることをとことん楽しむ、というか、贅沢を追及するような風潮が生まれたのでしょうね。人類はなんでもとことんやってみないと懲りないものです。で、南米のドミニカ共和国出身のルビローサもそういうひとりで、彼が小さいころ国に革命がおこり、家族を殺されてしまい、政府高官の子息だったためにローマで青年時代をすごし、大使をやったりジェット族の仲間入りをしてプレイボーイになって、社交界に君臨しながら何回もお金持ちの女性と結婚して、また、祖国の政情不安を心配してそこにもかかわりながら、生きていくのですが、その物語を実名は変えて、セレブの女性やマリア・カラスや・・・いろんな人がモデルになって出てきます。
南米の革命とジェット族のアメリカの政界とのかかわり、とか、その中を泳いでいくプレイボーイの話なので、007みたいなゴージャスな男で、そういう映画がいかにもできそうな題材であり、監督も007を手掛けているルイス・ギルバートなんですけれども・・・なんか、脚本や作り方がうまくいかなかったのか、おしい!ことになっています・・・ルビローサの人間としての魅力、が描き切れていないのです。lだから、60年代を過去のスタイリッシュな一つの時代として映画化できるくらいの時代になったら、リメイクされても面白いんじゃないかなー、と思います。
でも、この映画でも、その南米の小国での革命と戦争のシーンは、ものすごいです!!!
また、主人公がローマや社交界にいるころの、お金持ちの子女たちの学生時代のポロの様子、60年代のあの階級の人たちのフリー・セックスの様子!また、落ちぶれたロシア貴族がヨーロッパでどんなふうに暮らしていたか。また、ローマの遺跡でのファッション・ショー!や、NYでの60年代のファッション・ショーなど、当時のあの種の人々の生態が見られます。
主役は・ベキム・フェーミュ、お金持ちの娘役にキャンディス・バーゲン、主人公が子供のころから彼を守り続けている男にアーネスト・ボーグナイン、主人公の平和主義者の立派な父親を、フェルナンド・レイ、社交界をずるくわたっているフランス人役にシャルル・アズナブール!主人公がお金のために相手をする年増の婦人にオリビア・デ・ハビラント!そして、自国での幼馴染のガールフレンドで子供を持つことになる女性に、なんと、なつかしい、美しいリー・テーラー・ヤング!が、扮しています!音楽は・・・なんとなんとアントニオ・カルロス・ジョビン!!!ですぞ!南米の音楽がさわやかです。