プリンセス・ジブリ
こちらはMP3ダウンロードです。少しずつですが、全曲試聴出来ます。
参加しているのは、
Disarmonia Mundi、Blood Stain Child、Destrage、Living Corpse、Neroargento、Yoko(女性ヴォーカル)。
アグレッシヴなサウンドに、女性ヴォーカルの声と、男性ヴォーカルのデス・ヴォイス、スクリーム、クリーン・ヴォイスが飛び交う、テンションの高い、勢いのあるアルバムになっていると思います。ダンス・ミュージックの要素が入っている曲もあります。
原曲を意識した感じのする女性ヴォーカルの歌と、激しいバック・サウンドはミスマッチ感もありますが、それも面白い。
個人的に強く印象に残ったのは、「となりのトトロ」、「崖の上のポニョ」、「Sanpo」(となりのトトロの曲)。
「となりのトトロ」は、テンションが高くて勢いもあり、スクリームもキツいです。トトロの曲をここまでアグレッシヴにするとは。
「崖の上のポニョ」は、最初聴いた時は笑いました。これはちょっと癖になりそうです。
「Sanpo」(となりのトトロの曲)は、ブレイクダウン・パートがあります。
子供に人気のあるトトロの曲にブレイクダウン・パートを入れるとは・・・凄い。
即効性もあり、面白いと思いました。ネタとしても使えるアルバムだと思います。
Disarmonia Mundi・・・5曲(1、2、6、8、10)。エットレは(3)、クラウディオは(7)にも参加。
Blood Stain Child・・・2曲(3、7)。Sophiaは(1、6、8)にも参加。
Destrage・・・2曲(4、9)
Living Corpse・・・2曲(5、11)
Neroargento・・・1曲(12)
Yoko・・・7曲参加(2、4、5、9、10、11、12)
Mind Tricks (Extended Version)
イタリアの鬼才エットレ・リゴッティ擁するメロデスバンドの3rd。
今作にはSoilwork,Terror2000で活躍するビョーン・スピードがVoで参加。
2ndから加入したクラウディオ・ラヴィナール(超絶イケメン)も勿論参加している。
1st、2ndの路線をもっと聴きやすくしたようなリフが主体だが、アグレッシブさは増加しているように思える。
アルバムの全体像が読み取れる1の「Resurrection Code」、疾走感全開のタイトルトラックの2「Mindtricks」、3人のVoの掛け合いが印象的なミドルテンポの3「Celestial Furnace」激しさと哀愁の混同の4「Nihilistic Overdrive」。。。。。
私的には攻撃的でキレ味鋭いリフが印象的な9の「Last Breed」がもの凄く気に入っている。。
また、11ではPanteraの「Mouth for War」をカバーしている。
イタリア産メロデスがこのようなことをしているのはなんだか面白い。
Nebularium/the Restless Memoirs Ep
まずEPの方の評価を書きたい。"The Restless Memoirs Ep"というタイトルであり、1999〜2006までに作られた未発表曲のリレコーディングである。もちろん音質、音量は統一されており、現代の技術でミキシング、マスターされているのでサウンドは問題なし。
曲も非常に素晴らしい出来である。曲の展開としてはもう少し多様で複雑なパートがあっても良かったと思う。例としては2stのMorgue Of Centuriesの様に展開に驚かされるようなのは少ない。だが3ndよりはVoパートが後ろに引き、楽器が生きている。シンセやキーボードもいい味出している。正規アルバムはサウンド的に多少なりメロデスを意識しているがこれはメタルとしてカッコいい音に仕上がっていると思う。ビョーンは参加していないが、むしろエットレ、1stから参加しているベニー、クラウディオの3人のVoが活きているので弱さは全く感じない。元々このバンドは素晴らしいメンバーに恵まれている。
次は評価の低い1stの評価だが、俺は非常にいいアルバムだと思っている。ムンディファンには向かないので評価されにくいが、リフ、展開美、メロディ、Vo、硬派なサウンドながらSoilworkのようなキャッチーな面もあり、全てにおいて完璧だ。1曲1曲が長く、まるでEmperorのような展開美がある。ストーリー性を感じるのだ。とても渋い作品である。
ちなみにビョーンは脱退していない。元々「レコーディングに参加」という形をとっており、バンドメンバーではなかった。EPには参加しなかったものの4thアルバムには参加するので乞うご期待。