この広い世界にふたりぼっち (MF文庫J)
はるか昔、人は獣と共存していた。
街と森は隣人であった。
しかし、現代においては拒絶。相容れないもの。
人間の「咲希」と、白狼の「月食い」がであった。
月食いが云う、「私と結婚してもらえないだろうか」
咲希が応える、「お受けいたしますわ」
獣が森を拒絶し、人が街を拒絶する。
すべてを敵に回して、自分探しの物語。
あらすじは以上です。これだけ聞くとちょっとした美談ぽく聞こえますが、結構凄惨な場面も有りました。
いろいろフラグを大量にまいているので、続き物になる気もします。2巻目が出たら一応買うかな。
ただ、読み手はかなり選ばれると思います。読んでいてどこか空虚な、いったい何がしたいんだろう、大義名分を求めるわけではないけど、どこか欠けているものが有る気がしました。
三文ゴシップ
無罪、勝訴、カルキは素晴らしいアルバムだと思うけれど実際曲が作られたのは彼女が中学生や高校生の頃の楽曲が多い。
ライブで歌っていてもやはり彼女なりに当時とのずれがあるのでは(自身、昔の日記を読まれてるみたいと)
このアルバムは今まさにこの瞬間を生きている彼女自身の旬な声なのだと思う。
わたしはそんな声の方がリアルに心に響く。