中国世界遺産 8 【ポタラ宮/麗江古城/承徳の避暑山荘と外八廟】 [DVD] WHO-008
ディスクが標準では中国語に設定されているのに
驚きます。まあ安値だから仕方がないのかもしれませんが…
映像は可もなく不可もなくといったところですね。
チベットの複雑な歴史を思うとナレーションのコメントには
ちょっと複雑な思いを感じますが
魔よけ百科 かたちの謎を解く
これを読んだら、身の回りが皆、魔よけに見えてきます。タイトルだけだと何だかマニアックな本だと思いましたが、ユダヤの星マークも、日本でも使われているのを知ってびっくりしました。そのほ鎧かぶとの前垂れに書いてある「前」という字が「魔除けのかたち」の9本の縦横棒のデフォルメだったりと、人間、心配なことがあると、こっそり「魔除けのかたち」を忍ばせていて、それは、日本人だけでなく、他の国の人も同じものを使っていたというのは奥が深いと関心しました。
レイプ・オブ・チベット―中華的民族浄化作戦 (晋遊舎ブラック新書 11)
タイトルも装丁も何か「あやしげな」本に見えますが、読んでみてびっくり。意外にも、とても真面目に書かれたしっかりとした内容の本です。
[序章(約30ページ)]2008年の北京オリンピックの年に起こったチベット人の行動と中国当局の弾圧について記述。
[第1章]「領土的レイプ(約30ページ)」。中国による領土侵略の歴史的経緯について記述。
[第2章]「文化的レイプ(約50ページ)」。主にチベット仏教や信者に対する徹底的な弾圧について記述。
[第3章]「人種的レイプ(約40ページ)」。チベットの人々(男女を問わない)に対する投獄・拷問・強制不妊などについて記述。
[第4章]「経済的レイプ(約50ページ)」。中国人が大挙してチベットに移住しつつあること、主要な商業経営者や官民の職に中国人が就いてチベット人には底辺の仕事しかないこと、経済や教育の力でチベット人やその言語を無用なものとし消滅させようとしていること等を記述。
[第5章]「チベットに自由を!(約15ページ)」。
200ページあまりの普通の新書の分量でありながら、さまざまな観点を適度に解説し、しかも平板にならず興味を持って読むことができる、なかなかの本です。何度もチベットに行き、人々と話をし、現地の情勢をみてきた著者だからこんな記述ができると思います。
私は、最近チベット関係の本を何冊か読みましたがこの本が一番バランスがとれているように感じました。また、「あっ、なるほど」という視点もところどころにありました。
良書です。ぜひ読まれるべき本です。