女子校育ち (ちくまプリマー新書)
言及されている女子校を卒業し、よく知らない人から「お嬢様系進学校でしょ?」と言われ続け、世間からはそう見られてるんだーと調子に乗ること十数年。
そんな自分の過去の勲章を振り返るためにこの本を手にとったところ、実際は長い歳月の間になかったことにしていた過去の恥や汚点あまたが鋭く切り取られており、冷や汗かきました。普段はなめ子さんの毒舌ファンでくすくす笑って読んでいるのですが、今回はまったく笑えず。週刊誌にお家騒動を書きたてられたらこんな気分なんでしょうか。。。
でも、当事者にこんな風に思わせるのってある意味やっぱり力作なのかも。
元気学校 コアヌードル ガイドブック&DVDセット
腰痛持ちです。おまけに座業。体力がないし、歳も歳だし
……というわけで、マッサージに通ったり病院で何度か
レントゲン撮ってもらったりと、腰、背中は悩みの種でした。
コアヌードルがいいと聞いて取り寄せたのですが、見た目は
じつに頼りない感じでした。こんなもんでなんとかなるのかと
いぶかしんだのですが、仰向けに寝てみると気持いい!
背中も腰も、伸びているのが実感できました。
腰痛になりそうな時、外出などで疲れたとき、とにかく
これにゴロンと体をのせます。
腰痛がかなりひどくなった時も、おそるおそる使ってみましたが
大丈夫でした。しかも効きました!
せっかくDVDがあるのに、じつはあまりあれこれやって
ないのですが、この「伸びる」感じでともかく日々の疲れがとれます。
こんな細い棒二本の上に、仰向けでのってるというのに、
安定感も思いがけなく良くて、うとうとしてしまうことも……。
辛酸なめ子の現代社会学
テレビなどでもお馴染み辛酸なめ子さんの新刊。
『わしズム』などの連載をまとめたもので、
純愛ブーム、ハンカチ王子、モンスターペアレント
…といったここ数年の事象について漫画化しています。
エッセイ漫画、体験漫画、そしてフィクションとが
ごちゃまぜとなり、独特な読後感が味わえますね。
ちゃんと結論というか、なめ子さんなりのオチが
それぞれについてる点には感心しました。
(特に『個人情報過敏症』は秀逸!)
絵のタッチは好みが分かれるかも。。。
まえがきに「私のしていることは、全て取材である。」とあります。
能動的に行動へ出る場合もあるようですが、
日々の日常生活から作品のヒントを
得ている場合も多々あるようですね。
私たちにとっても、日常的な会話や
些細な体験、面倒な近所&親戚付き合いなども
取材と受け止め、アウトプットするため
(例えば、友人との与太話)の素材集め
だと考えれば、それなりに楽しめるのでは?
…そう、自分に言い聞かせることが出来る
1冊にもなりました。
女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術)
最近、一番気になっている作家の新作ということで購入。
タイトルに惹かれました。
テーマも面白そうだったし、
女子の世界を覗いてみようかと・・・。
エッセイ風ですが、啓蒙本のようでした。
中学生という対象を設定したがために、
批評性というかいつもの視点の尖り方が、若干ぼやけたような印象です。
誘い誘われの裏側など、いつもの毒はきちんと含まれていて、面白かったです。
大人が読んで、楽しめます。
女子のおつき合いの作法、原理、面倒臭さは、
誰でもピンと来るテーマなので、
へー、という感覚で読みました。