【猿ロッキング】114 太田千晶『もう一人の私』太田千晶モバイル

ワタシノイチブブン／太田千晶 [DVD]

レビューでは賛否両論あるようですが、本作では彼女のむっちりした動きのあるお尻をOLの衣装をはじめ様々なバリエーションで楽しめたのがよかったです。各チャプターの始まりがまずお尻から撮っているところも評価できると思います。水着がみたい方は「相思相愛」と2本お持ちになるといいでしょう。

美人である。小雪系統の鼻筋の通ったギリシア神話に出てくる女神のように美人だ。通常は、処女性という幻想に支えられたアンビバレントな豊満さ、その差異に欲情を覚えるのが常だが、本作品の場合、ゆたかなセックスライフによって磨き抜かれたエマニュエル婦人を想起させられた。この感動に比するのは１６歳の冬に遠い街で買った貝殻ビキニ姿の武田久美子の写真集を紐解いた時ぐらいか。掲示板のあの書き込みを目にすることがなかったら･･･と思うと薄ら寒くなる。太田さんの下肢の肉付きが紡ぎ出すなんとも官能的な曲線は、あの名作「Iris」の水崎綾女のヒップラインを凌駕したかも知れない。ボーイフレンドとバカンスという設定なのだが、落ち着いた女の余裕が醸し出す自然さを太田さんは終始維持しており見る物をその気にさせる。第二章において腰の先まであるティーシャツ以外は生の肉を晒す太田さんをバックから責めるカメラアングル。布地から食み出すどこまでも肉感的な腿と腿のいざり合いに狂おしくなって「一時停止」ボタンをクリックしたくなるほど。ケレン味たっぷりの脱衣場面の後に待っているビキニライン交互の隆起は、ただ歩いているだけなのにベリーダンサーの腰ふりのようにコケテイッシュだ。そしてあの美人顔！ユーリア・ノーバの存在を知ったときと同様に、今、生を享受できていることの確かな幸せの手ごたえを再度握り締めている。