「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」は舞台美術が前衛的で面白いと思います。「茶碗の中」は一番良かった。茶碗の中のようリズムであれば、間延びせず見れたのですが、少々間延びしたところもあり、眠くなる箇所もありました。全般的には有名な物語なので、そのままに進行し、新しい解釈があるわけではないけれど、誰かが怪談を原作のままに映画化する必要もあるのでしょうね。音は相変わらず武満徹のシャープな音楽で好きです。
一話目の羽衣狐の話が大好きです。 ありそうでなかった、第三者から見た羽衣狐様…やはり妖艶でミステリアスですね(^ω^*) これこそまさに羽衣狐様の「畏れ」って感じでした!!
三話目の首無しの話もページ数を取っただけあり、これだけで一つの物語としての良さというかエンタメさがちゃんとありました。 まさか本編の伏線をこっちで回収するとは(笑)
ふと見たぬら孫のED。1回で惚れた。アニソンは嫌いな方ですが、これはかっこいい。
歌詞はともかく、曲がいい。メロ〜サビまですべて。
途中で曲が切れるのは好きではないですが、それでもかっこいい。Syphonic〜はすばらしい。
問題はカップリング・・これは完全なアニソンというよりオタソン。
歌詞はなんじゃこりゃ・・曲はパフュームっぽい。
自分はパフュームだめなんで、途中で断念しました。
Sparky〜のほうは、よかったんですが・・。
今回の、片手☆siziは、せつなく聞こえてくるんですけど
シビアで今までに、無いほどの曲です
特に、雪女(掘江由衣)から家長カナ(平野綾)の
つなぎがいいです
一回聞いてみてください!!!!!!
複雑な歴史や風土を持つ国ギリシア人とアイルランド人の血を引いていたからこそ、1890年明治23年に初めて『東洋の土を踏んだ』とき、ラフカディオ・ハーンは、無垢な心で深く、日本のエッセンスを感じることができたのではないだろうか。 この本には、お馴染みの『ムジナ』や『耳なし芳一』だけでなく、井戸に捨てられた古い手鏡をめぐる『鏡の乙女』、滅ぼされた平家の美しい姫に魅入られて衰弱していく青年『伊藤則資の話』など、霊妙に豊かにリメイクされた日本の昔話が12作収録されている。 後半には、日本定住後に書かれたエッセイも4作あり、とりわけタイトルにもなっている『夏の日の夢』には感動した。ハーンはあの『浦島太郎』が、人間の男と異界の娘との悲恋物語だったことに気づかせてくれる。そのうえハーンは、『若返りの水』も織り交ぜながら、人力車を引かせて彼が現に移動しているその暑い日、あるいは異国で暮らしているみずからのことまでも、夢物語の一部として描き切っているのだ。そして、西洋の考えでは、禁を破った浦島太郎は当然非難されるべきなのに、浦島明神としてあがめる日本人の心性を、なによりいとしく思っていることも伝わってくる。 彼の愛した日本は今ではほとんど失われているとしても、文学として後世へ伝えられている。ハーンの著作をきわめてみたいと思わされる一冊だ。
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