私はベートーヴェンといえば「第9」や「運命」のような重厚でメロディがシンプルでわかりやすくて迫力のある厳粛な音楽というイメージだったのですが、このアルバムはPOWERFULだけじゃない様々な曲が詰まっています。
DISC1の#1はベートーヴェン唯一のオペラ曲(歌はなし)や、DISC2の#2 #3 #5 #7のピアノ曲は、静謐でなおかつロマンティックな曲で夜にぴったりです。タイトルしか聞いた事がなかった#2「月光」#7「悲愴」もタイトルだけだと暗いイメージがしていたのですが、全然そんなことはなく、ベートーヴェンが恋していた時に(生涯独身でしたが、恋多き男性でモテていたと解説に書いています。)書いただけあって、柔らかくSWEETで美しい曲でこのアルバムの中で1番好きです。
逆に#8〜#10は爽やかで、明るい気持ちになり高揚感あふれる感じで憂鬱な朝にも?晴れやかな気持ちになるような曲です。
DISC1の#3 DISC2の#4 #8 #11は小中学校の掃除時間にかかっていたこともあり、これもベートーヴェンだったんだ!と今更ながら新しい発見でした。
2枚組でジャケも美しいですし、ベートーヴェンについてや各曲の解説・曲にまつわるエピソード等もわかりやすく書かれていますので、クラシック初心者の私にはありがたいです。
欲をいえば「第9」「運命」第1章も聴きたかったです。
買ってよかったです。
そこそこクラッシックは聴いてまして、CDは100枚程度持ってます。年一ぐらいで演奏会も行く人間です。このCDが発売になってから半月が過ぎ、ずっと買うかどうか逡巡してました。すでにもっているCDと曲が一部かぶってますし、その一方、かぶっている曲でも演奏者がBigNameのものがありまとめて聴くのにいいし一枚一枚集める労力を考えると、、、という逡巡です。
結果、価格的魅力と演奏の水準を考えると買い得だったと思います。休日に何かをしながら聴いていると、のだめとは関係なく楽しめます。のだめLiveとは別の味で楽しんでます。
また、多くのこの手のものと異なり、全楽章入っています。そのため、その曲を全章聴きたいがために結局個々のものを買いなおし(これまで随分してきました)という必要が無い点がよいです。
お得。という観点からおすすめいたします。
サイトウキネンは知っているけれど、小澤征爾さんも知っているけれど、 いったい齋藤秀雄先生ってどんな教えをされていた方なんだろう・・と ずーっと長年知りたくてたまりませんでした。 そんな人には、ほんとに目から鱗の本です。 バッハの解釈も、モーツァルトやベートーヴェンの解釈も、その時代にはこんな流れもあったから、ベートーヴェンはこうしたんだよ。モーツァルトは「洒落」 ロマン派を経験して今がある・・だから現代の解釈というものは、このような解釈であって良いのだということが、 大きな裏づけと共にいっぱい書いてあります。 クレッシェンドだけでも、このような種類があり、そのようなことを箱根の山にたとえていらっしゃる。 曲の展開の仕方、メロディのフレーズの考え方も、非常にわかりやすい例えが書いてあって、これがヒントだよ。あとは自分でやってごらん!とやさしく言われているように感じます。 この本は、とてもわかりやすく、編集に関わったメンバーをご覧になればわかる通り、先生の言葉に忠実にやさしく書かれてあります。 この本を読めば、音楽理論の大学の授業は要らない・・ こんなに楽しい授業を受けてみたい!自分自身も齋藤先生の講義を受けている気持ちになってしまうほど、虜になりますよ!
このCDの最後の曲、シャコンヌを聞いているとき、悲しくもないのに涙が出てきました。 あまりにも美しい音色に心がしいんとしてしまって。
全111曲・460分に亘り、選りすぐったバッハの名曲が収録されています。
しかも、CD7枚組でこのお値段はなかなか良心的だと思いました^^
全部聴くのに相当な時間がかかりますが、バッハファンには納得のいく内容ではないかと☆
これからクラシックに触れてみようと思っている方にもお勧めです!
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