『--芸をしなさい』 PS2版の白眉、第7話の宴会シーンは覇道瑠璃嬢のこの台詞から佳境へと突入する。 キャラが壊れ、ちゃぶ台がひっくり返り、酔っ払いが天下無敵の状態になった末に、運命の女神が降臨し、漆黒の執事が厳かに告げる。 『鏡を! 早く鏡を持てぃ!』 そして宴会場は昇華し、メインテーマ「機神咆吼っ!デモンベイン」が勇壮に鳴り響く。 いや、全く、この部分だけで買ったかいがあるというもの。 勿論それだけではなくゲーム全体が非常に強化されている。追加CG(殆ど漢)、追加イベント、追加ムービー(殆どロボット)、そしてフルボイス。 若本節炸裂なアウグストゥス、矢尾さんの本領発揮なティベリウス、宴会シーンの熱演が非常に素晴らしかった麻見=瑠璃嬢、出演声優ほぼ全員が声を当てている生体ウォーターベッド「ダンセイニ」(てけり・り)、さらに奇跡の一人二役神田=アル&エセル嬢。 オープニングムービーも事前に公開された3種全てが収録されている。 難点は、PS2初期型だとセーブに時間がかかることか。 時間はかかるが、「大十字九郎の事件簿」をとことんまで楽しめる良作。
結論から先に書きますと、やはり1クールでやるには容量の多すぎる話だった。
そういう事になると思います。
原作を大切に思うその心配りは素晴らしいとは思うのですがSF本格アクションから萌え路線にギャグ路線を全部一度に入れてしまったためどうにも消化不良感が否めません。
また、その詰め込み過ぎからストーリーの破綻が激しく、何が起きているのかが結局に分かりにくいので、原作をやってる人で無い限りは回避された方が無難だろうと思います。
原作を全く知らずに全話見てみたわけなんですが冗談抜きで内容なんて半分も理解出来てません。 魔術的でロボットもので何か兎に角超展開、そして超展開、またまた超展開etc…って感じです。正直終始意味不明ですが… とは書いても取り敢えず何かそこそこ面白かったような気がしないでもないので普通評価です。
全世界で数多くの作家が、夥しい作品を生み出し、 壮大な暗黒神話体系となった、クトゥルー神話。
日本でも、小説のみならず、漫画や特撮、ゲームなど、 さまざまな媒体で、多くの作品が創り出されています。
本書は、その膨大な作品群を渉猟する さいに、最適のガイドになるといえます。
ところで、私は日本における記念すべき最初の神話小説が、高木彬光「邪教の神」 であることを、本書ではじめて知ったのですが、本書によると、高木彬光は、江戸川 乱歩経由でクトゥルー神話の知識を得たのではないかと推測はできるものの、真相 は不明だそうです。
本邦初の神話小説が、どういう経緯で生れたのか、興味深いところです。
みたいな作品です。
ってか、これサブタイトルを
「世紀の大天才!ドクタァァァァァウェェェェェッスト!の甘酸っぱく蕩けるような汗と涙の若かりし頃のメモリー。吾輩の前髪に惚れるなよ?」
みたいな感じにしたほうがいいと思いますよ?
それほど笑えると思います。
世紀の基地外、ドクターウェストなので☆5つ。
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