あのカイジがゲームになった!ということ以外に見せる部分はありません。
なにしろ限定ジャンケンといっても普通のジャンケンとほとんどルール変わらないですから。出来不出来以外にゲームとの相性が悪すぎる。運だめしの連続。
ただ、2007年の現在に見てみれば、これはネットゲームにものすごく向いている素材だと思う。
チャットで共闘を申し込んだり、相手を欺いてジャンケン対決したりできるのだ。世界観も独特だし原作には固定ファンがいる。ミニゲームのネタも豊富にある。(沼パチンコとか)映像や音楽に凝る必要も無い。
現在のネトゲ市場はアメリカと韓国の二強だが、これがPSPあたりでネット対応すれば必ず世界を驚かせられる。こんな独特の世界観とルールを持った原作は世界中探しても無いんだから。ああ、実現してほしいなあ!
まず本編ディスク……!! これは文句なし、正真正銘、掛値なしに星5つぶんのおもしろさだ……。 が……!! 特典ディスク……!! こいつがとんだ食わせ者だ……!! 45分のメイキングに予告集だけって……。 しかも豪華版の目玉であるEカード……。 本編に出てきたものみたいに凹凸ありの立体物かと思ったら本当にただのカードだぞ……!? 豪華版のあまりのショボさに""ざわざわ""したわ……。 こんなもん、星2〜3でもいいかと思ったが……。 本編が星5つ以上の面白さだから、特別に星4つにしよう……!! ……こんなつたないレビューで申し訳ないが、誰かの役にたつことを祈る……!!
個性的なギャンブルマンガが原作の実写映画。原作マンガは既読。
主人公カイジを藤原竜也が演じるということで
自堕落な生活を送っていたダメ人間という雰囲気はゼロだが、
ギャンブル本編での盛り上げ方はさすがの演技力。
それぞれの登場人物を演じる俳優も素晴らしく、
ただならぬ迫力があるのは見事。特に利根川や地下の班長が最高。
内容的には「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「Eカード」と
おいしい場面を網羅していてありがたい。
原作の流れとは前後するが、地下施設で強制労働によるペリカ騒動などは
やはりカイジ好きとしては外せない要素なので、これも嬉しい。
2時間程度の映画に収めるためか、各ギャンブルは
ややルールが簡略化されているので
原作を知らない人に強い魅力でひきつけるほどの戦略性はない。
残酷性もかなり排除されており、「負けたときのヤバさ」が非常に少ないのは残念。
もともと2時間に収めるのは厳しいボリュームなだけに
実写映画としては結構がんばっている方だと思う。
ただし、天海祐希のキャラクターだけはさすがに甘すぎる。
カイジにこういった馴れ合いは不要で、もっともっとシビアでよかった。
ネタバレ注意!!(最小限のことは書いてしまっています)
最終巻で会長との一戦。前巻から勝つための戦略を積み上げていったカイジ。 本巻のクライマックスはその頂上のようなもの。果たして、崩さずに積み上げ ることができたのか?
結果はともかく、その過程でも、少し詰めが甘かったかな〜という印象を受け た。まあ、完璧な作戦なんてものはあるはずがないので、この種の印象は仕方 ないのかもしれないが。利根川戦の後だったので、余計にそう感じたのかも。 詰めの甘さはカイジの癖でもあるが。
印象に残ったシーンとしては、カイジが祈ったシーンと最後のシーンが挙げら れる。まあ、これくらいかな〜。13巻に関しては、他の巻より少し劣るかな というのが私の印象ですね。上記のものは名シーンであるが。
評価は☆4つ。あくまでも他の巻と比べた場合の相対評価ですが。もう少し兵 のカイジくんならば頑張れたのではないかな〜という疑念が拭えないので、☆ を1つ減らします。
和也編が始まってからのカイジについてはたくさんの方がレビューに書かれているように「カイジの活躍がなくなってさびしい」と思います。
マリオ、チャン、光山さんのゲームもまあおもしろいのですが、これまでまさに命がけで勝負をしてきたカイジが傍観しているってとこにやはり違和感を感じずにはいられません。
あの椅子に座る3人がカイジ・遠藤さん・坂崎のおっちゃんだったらどんなに心ゆさぶられるゲームだったことか・・
本編に関しては☆3つです。
オマケのカレンダーですが、本当素晴らしい内容です。特に私は利根川さんがめちゃくちゃ好きなんですが、今の言いたいことも言えないこんな世の中で、ここまでズバッと心の芯につきささる厳しい言葉にはなかなか出会えません。
正直和也編が始まってからちょっと飽き飽きしていたところですが、このカレンダーをぱらぱらめくってると「カイジ」のおもしろさ・これまでの興奮が蘇ってきますね。
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