上巻よりは、コマ割りなどが洗練され、漫画的に読みやすくなった気がする。
が、下巻はより俯瞰的にみた構成が増え、各キャラに感情移入するというよりは、 それぞれの恋愛事情の記録を伝え読んでるような感じで止まってしまう。
恋愛において、劇的にどちらかの心が動く出来事が書かれていない、飛ばされているので、 コマ(時間)を跨いだらくっついてた。みたいな状態になっている物が多い。
大事な部分を小説的に「◯◯があった。」「◯◯だったので、こう思った。」と モノローグで済まされているのが、漫画としてのめり込む魅力にかけるのではないか。
設定・ネタ振り、話の性質・方向性は良いが、その後の構成・演出などの味付けで 奇天烈な方向に進んでる感がある。勿体無い。
今回もCDは無し。
やはりというか・・・
いまいちスッキリしないまま終わったという感じです。
こういったオチで終わらせたかと・・・・
漫画として楽しめたかと言われると正直微妙。
好き嫌い分かれる作品というより、微妙すぎる作品と考える人が多いと思います。
つまり、好き嫌いで分ける以前に漫画という読み物として(以下略)
さて・・・東方三月精でもCD聞きながら読み直すか・・・
読んでいてイライラすることがありません。
にたにたしたりほっとしたり、嫌な感じがありません。
恋愛物なのに安心して読むことの出来る漫画だと思います。
心に平安を求める方に特にお勧めです。
新ジャンルとも言えるほのぼの幽霊ストーリー、堂々の完結です。
施川さんの独創的なシナリオと、秋★枝さんのきれいな絵が非常に素晴らしかった。
短編集ということですが、どれもが思わず感嘆してしまうような話ばかり。
そしてラストは「何故主人公がトイレの花子さんなのか……」という核心の種明かしもあります。
特にこの回は花子さんという、知名度の高いキャラクタを利用しながらも、矛盾なく、そして感動できる話となっており、買ったその日に何度も読み返してしまいました。
出来ればもっともっとこの作品を読みたかったという思いもありますが、ここまでスッキリと完結させたことに感服しています。
全てにおいて文句なし。
☆5つです。
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