メカに躍動感があり、人の顔がシブくて良い。 戦後のソ連での武装闘争を題材にしています。 あえて、こういう題材をもってくるとこにも魅力をかんじます。 ストーリーも泣けます。 戦争劇画好きな人には是非よんでほしいです。
追い詰められた状況の人々の行動をレシプロ戦闘機を駆るパイロットや研究者の視点から描いています。 著者の作品には珍しく、ちょっと想像力豊かな作品ですが、その点を考慮して星3つかな。
幼い頃に生き別れた美人双子姉妹の再会を軸に、中世イタリアの権謀術数と硝煙に塗れた歴史を描いた大河ドラマです。
作者は綿密な取材と画力に定評が有り、大友克洋と浦沢直樹の中間の様な絵で地味な顔の登場人物が戦争やオカルト、時代の変動と言う過酷で時には奇々怪々な出来事に遭遇しても激しさは内に秘め渋く対応する話を描いて来ました。
今回は意外にも主役に美少女を用い、従来の重厚さを残しつつも、少女漫画的な華やかさと感情のうねりを醸し出しています。まだ一般の漫画表現からすると控え目ではありますが…。
個人的には小林源文が急にデフォルメされた動物達を主役に戦争物を描き出した時の様に驚きました。
物語はまだまだ序盤で、これから本格的に話が動き始める感覚に胸が騒ぎます。
本作はミリタリー誌の「月刊モデルグラフィックス」にて連載されていますので、一般の漫画ファンの方には目に触れにくいとは思います。
是非美しい表紙の単行本を手にとってまとめてお読み頂く事をお奨めします。
待ちに待った第3巻。
麗しのバラ2輪が公になり物語は佳境へ。
又良い所でストーリーが終わってます。
続編を強く要望。
キャラの書き方が変わってるのを
後書きにて暴露。。
滝沢聖峰ファン必見の3巻目です。
滝沢の戦記ものはプラ模型の雑誌に掲載当時から注目していた。子供のころは望月三起也の戦記(最前線、二世部隊物語など)ものに夢中になった。それ以後はコクピット・シリーズに熱中したが、ほかの作者は何か物足りなかった。それはリアリティー性であり、ストーリー性であったり、作者の画風であったり。その中で滝沢の戦記ものは望月や松本とは違った、ずば抜けたヒーローではなく、また悲壮感でもなく、ありふれた個人の戦闘に特化したような物語、そしてシンプルなタッチが戦争の虚しさを捕らえているようにも思えた。以来、滝沢のコミックはほぼすべて購入した。今回の「神々の糧」も期待通りの作品だった。しかし、愛読者の希望とすれば、SF的な作品よりも戦争記録などをベースにしたオリジナルの戦記ものを描き続けてほしい。お勧めなのは別作品の「迎撃戦闘隊」ですが。
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