すごく楽しくておもしろい話です。読み出すと次が気になって止まりません。
主人公は才色兼備な宮沢雪野。でもその実態は見栄のために日夜努力を続けた賜物で、性格は実はブラック。そんな彼女がライバルと目する有馬総一郎は、どこから見ても本物の好青年。
その有馬に本性を知られた雪野は、元々雪野に好意を感じていた有馬に本性と気持ちをさらけ出すことで2人は付き合い始めます。
全体的には恋愛・友情・それぞれの夢など、暴走系のキャラやギャグなども交え、またタイプの違うカワイイ女の子たちがたくさん出てきて明るめの展開ですが、育ての親のために完璧であろうとする有馬は心に深くて暗い闇を持っていて(いや、このご両親はとても優しくていい人たちなんだけど、その両親のために、よりいい子であろうとするんですね)、実の母親による幼児期の虐待にからむドロドロしたハードな展開とか、でもまたそれがどうなるかが気になってしょうがなくなるんですね。
でも基本的に登場するキャラは、有馬の実の母親や伯母は別として、ほとんどいい子・いい人たちばかりで、最終的にはハッピー・エンドといえる納まり方をするので、ドキドキ・ハラハラしながらも安心して読めます。
そんなキャラたちの中でも一番のお気に入りは、有馬の幼なじみ・つばさと、そのつばさの義理の弟・一馬の“永遠の少年・少女”ペア(笑)です。
偏差値81のラブストーリー「東京大学物語」の 初期の面白かったころを彷彿とさせるような心理描写の面白さと、 ハイテンションな演出で見事に楽しませてくれる。 特にこの1話から4話までは、これだけでも一つの作品として 観れるくらい完成度が高くオススメ。
カバーイラストのクオリティより、中はちょっと絵が荒いです。
展開がちょっと強引で、登場人物にあまり共感できなかったです。
最初の話の主人公が見てていちばん許せない感じだったので
評価は辛めかも。
これまで、読んでくれた読者へのご褒美みたいな最終巻で、一冊丸ごと最終話みたいな感じで、初刊から読んでた人間にとっては、それがうれしかった。
まあ、各々はいかにもってかんじだが、まあ、それはそれでカレカノらしくていいのかもしれないと思った。
でも、子供産むのは大変だけどね。
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