大好きなんですよ!こういうアーティストブック!音楽だけでは決してわからないアーティストの部分を知ることができるというのが醍醐味ですよね。確かに彼は「自分を知るためには自分の音楽を聴いてもらうのが一番」ということを言っていたのは有名な話ですが、なんと言っても自分が生まれるより前に音楽を始めていた人なわけで・・・。それに彼の音楽の中にはメッセージを含んだものも多く、真に理解したければ当時の状況を知らなければならないというのも事実。
この本にはそんな彼の生い立ちから最新作「A Time 2 Love」までを追う、という現在最もコンプリートされたものだと考えられます。しかし、これは自叙伝ではないので、推測で結論付けてしまう場合も多いのですが、他人の目からしか分からないこともあるし、おそらく本人だったらそんなに赤裸々に書けないだろうなぁというのもおもしろいと思いました。
多くの影響を受け、影響を与えた彼だからこそその経歴を1冊の本にしようとするとやはり詰め込まれたデータは膨大。総ページ数240ページの99%は彼の経歴をギュっと詰め込み、残り1%には前28枚のオリジナルアルバム(+数枚のライブ盤、インスト盤)、全シングル(ヨーロッパ盤を含む)のディスコグラフィー、そして参照、音楽用語解説が収録されています。音楽用語解説…、そうこの本には専門家、マニア以外にはわかりにくい難解な音楽的解説が長々と書かれているのも珍しくないのです。
とは言え、やはりファンにはたまらないデータ満載で個人的には楽しめましたが、他の方はどうなのでしょう?
ポピュラーやジャズをそうよく聴くわけではないのですが、最近出たデュエッツ2を聴いて良かったので、こちらも聴いてみました。2同様、多くの有名な歌手(といっても半分くらいしか知りませんでしたが)がトニー・ベネットを敬愛していて、彼もお相手との歌をほんとに楽しんでいるというのが伝わってきて気持ちよかったです。曲もスタンダードな名曲ばかりなのでしょう(やはり半分程度しかしりませんでした)、繰り返し聴くとだんだん魅きこまれて、また聴きたくなります。この頃は寝る時このCDをかけています。このアルバムで知った歌手や曲を手がかりに更にアメリカンクラシックをたくさん聴きたくなりました。
スティービーのベスト盤だ!ってことで、思わず買ってしまった… そりゃベスト盤ですから、2枚も聴けばおなかいっぱいになります。 ただ、「As」の後半部分がカットされていたのはちょっと残念です。 オリジナルは後半も素晴らしいので、スティービーのほかのCDを買って聴いてみてください! いや~それにしてもこのアルバムを聴くと、改めて彼の偉大さ、楽曲の表現の豊かさを感じますね。 いいものはいい! その一言になると思います。
コードがのっているため、POP慣れしたピアノ弾きならば譜面をみなくてもコードだけで簡単に弾けます。 シンプルなアレンジなので、だいたい各曲3分以内で弾き終われます。 弾き語り、POP専門ピアニストには手軽でよいと思います。 変なアレンジ等もなくシンプルそのものです。
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