鈴木みそ先生が「銭」はじめ従来作品で展開してきた良い意味での素人目線が本作でも遺憾なく発揮されている、と思います。 家族の無事を喜ぶ鈴木家の父親としての目線から、経済や科学の視点を経て、東北の被災地へ。 みそ先生独特のしっかりしたタッチの画風で、いかに「正しく知る」かを、絶妙なバランス感覚で描き出されています。 是非オススメしたい一冊。
漫画を通して高校物理の一部の分野を学べる本です。
解説される内容は、高校物理の力学分野の内、運動量、エネルギー、
円運動、単振動を除いた基礎的な部分だけです。得られる知識自体
は少ないのですが、物理を学ぶ上での大切なエッセンスが含まれている
ので、積み重ねを旨とする物理の学習においては非常に有効だと思います。
教科書ではあまり詳説されない「質量」の概念に拘った解説は好感が
持てました。
物理はイメージが大切なので、その雛形を学ぶにもいいでしょう。
前作の化学編同様、作画の方がちゃんと理解して描いているなあと
感じます。
経営の傾いた温泉宿の再起を題材にした
本作品も2巻目になりました。
後半では新しい登場人物が今後の展開を
期待させます。
物語の中のお金にまつわる展開は同著者の
「銭」に通じるものがあります。
「銭」を楽しめた方にもオススメします。
コミック 銭 1巻 (Beam comix)
高校生に必ず薦めよう思う化学入門。 化学の基本的概念からモルの使い方までが 無理に覚えようとしなくてもわかってしまう。 マンガが面白くて読ませてしまうから。 いや~主人公の幸ちゃんみたいな子大好きっス(爆)。 それに化学を教えてくれる兄貴があつい。 ひらすら化学。自分の家に研究室があって、いつでも 化学の話ばかり。化学オタクだけど、意外な才能もちらほら。 つまり、普段の学習マンガっていうのはマンガ家は「お絵かきさん」 なんですよ。つまらないキャラに延々とありえない会話のフキダシの連続。 この本は本当に違います。前代未聞と言っていいくらい。 主人公の服装も毎回微妙に変わってます(笑)。 また、夏休みということで、花火大会、公園デート、登山、プール、テニス と遊びもいっぱい。(でも化学の話だけど) 化学勉強しようと思ってないひとにも絶対おすすめ。 これをもとにOVA作っても売れるんじゃないかな~。
1巻では漫画、アニメ、コンビニの各業界を 銭の面から、気持ちよく解明しています。 単行本の原価は? アニメ業界が抱える闇とは? コンビニ店長の理想と現実って? 「銭」とか「金」とかいうものに、 並々ならぬ関心を 抱いているのは 私だけではないことでしょう。 あの業界、どうやって食ってるの? 果たして儲かってるの?なんてことが 気になって仕方ありません。 そんな「業界と銭」が知りたい!!という 庶民の興味に見事応えてくれるのがこの作品。 ねちっこいとも思える取材力と 説得力のある展開で、 「銭」や「金」の カラクリが白日の下にさらけ出されています。 「銭」や「金」の話が好きな人には 劇的にお奨めの作品です。
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