ファン待望の一冊!!嫌みなほどの天才ぶりを高校生の明智少年が見せてくれます。以前の単行本に掲載された2つの話と単行本初収録の1つを含んだ3話のなかで、底の知れない明智少年の才能を堪能できます。
彼の事は嫌いじゃなかったが、なぜかこれまで、アルバムを購入する機会に恵まれなかった。 ところが、つい最近、CSで、勝新太郎の幻(?)の刑事ドラマ「警視K」が放送され,そこで、使われていた「マイ・シュガー・ベイブ」に即ノックアウト! っていうわけで、何を今更、という感じでもなかったが,本アルバムを(いい歳こいて)初めて聴いてみました。
まず、件の曲だが、アルバムに元々収められていたオリジナルのテイク以外にも、TVで使用されていたインストヴァージョンもボートラで収録されていて、満足。 だが、それ以上に大発見だったのは、吉田美奈子の存在。30年来の彼女のファンだが,彼と深い付き合いがあったことを初めて知った。本作で彼女が作詞した曲が数曲、バックボーカルとしても参加している。 もっと驚いたのは,吉田美奈子のリーダーアルバムですっかりなじんでいた「レイニーデイ」「雲の行方」が、「山下達郎」の作曲だったっていうこと!!! てっきり、美奈子さんのオリジナルだと30年思い込んでいましたよ。 さすがに、ヴォーカルは彼女の方がいいと思うが,演奏全体は、こっちのほうもなかなか良い。
というわけで、個人的には思わぬサプライズもあって、文句無く5☆ですな。
マイルドっていうか,やや緊張感に欠ける感じですが,どぎつくないところが魅力といえるかも。 舞台はヨークシャー,主人公はロンドン警視庁の警視。作者はテキサス在住のアメリカ人。これをどうみるかは,あなたしだい…。
「雪夜叉伝説殺人事件」で初登場した明智警視、その時たびたび言っていた「ロスでは…」の真実が明かされます。明智警視らしく美女のパートナーと優雅かつ華麗に事件を解決します。その中で本編で登場したある人物と明智警視の関わりが描かれていたり、かなり充実した一冊だと思います。
なかなか、迫力があり満足しています。晩年の座頭市そのものです。まるで、生きてるみたいですね。
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