プロジェクトマネジメントを行うに際しての必須の基本事項が簡潔にまとめられている上、ビジネス上の例もされており、非常にわかりやすい実務基本書という印象でした。
基本事項に終始しているため、SEやコンサルタント等、普段からプロジェクトベースで仕事をされている方々にとっては使い慣れたツールが満載ですが、プロジェクトマネジメントの原理原則を改めて確認するにはよいかと思います。
また、普段はプロジェクトベースで仕事していない事業会社の方等がプロジェクトチームに突如参加する事になった際等には特に役立つと思います。
あけすけな下町気質。可憐でさみしがりや。この歌声をことしのはじめにしってからずっと追いかけてきた。何度も輸入盤に手がのびかけたがイギリスでのブレイクをつたえきき、しんぼうして日本盤を待ちつづけた。それはともかく大ヒットした「Mercy」はノーザン・ソウル・マナーにのっとったダンサブルな曲だったが、アルバムのほうはサザン・ソウルふうのスロウが大半をしめている。「Hanging On Too Long」のゴスペルっぽいコーラスにもそのにおいをみつけることができる。どうしてもエイミー・ワインハウスとくらべられてしまうことがおおいのですが、この時点ですでにおおきく異なっている。またエイミーはサラーム・レミやマーク・ロンソンなどアメリカのヒップホップ界の人材とくんでいたが、ダフィーはロック側のひとであるバーナード・バトラーとくんでいる。ほどよくエッジィさをのこしたバンドサウンドがアメリカのそれとはちがう純正英国産ソウルという印象をつよくしている。恋にやぶれ、バッグに歌をつめこんであたらしい街へむかう「Rockferry」から、ここではないどこかできっともっとよいことがまっていると力強くうたう「Distant Dreamer」まで、ありふれた女の子のこころの変遷をたどる歌詞世界もみのがすことができない。とくに“あなたに夢中なの/もう解放してほしい/ひざまづいておねがいするわ”といっている「Mercy」のつぎが、“ひざまづいて懇願してももうおそいの/愛は憎しみへかわってしまったわ/つぎのオモチャをみつけなさい”という「Delayed Devotion」なのが身もふたもなくておもしろい。'60年代にであったソウルと英国ロックがこうしてまたむすびついて、たぶん誰の胸にも古いしみのようにのこっているたよりなさやあまずっぱさやほろにがさをよみがえらせてくれる。車のなかでローラ・ニーロ『Gonna Take A Miracle』とつづけてきいたのだが、これはすごくつうじるものがあるとおもいました。
1の良さは万人受けしない正義論と滅茶苦茶ぶりにあったと思う。 前作のラストでマクマナス兄弟に対する賛否両者の主張のシーンがあるが、図らずもあれがそのまま映画に対する評価、という感じだった。
ただでさえの続編、しかも10年ぶりで無理を重ねての、ということで、アクション性や見映えの良さ、万人受けするヒーロー映画になってしまったのではと思いながら視聴させてもらったがしかし、全く、そんなことはなかった。
1の良かったところはそのまま引き継がれているし、映画の主張はしっかり一貫している。ラストシーンには胸が熱くなったし、ロッコの熱弁はよりテーマ性を重くしている。(なぜだかジョン・レノンにしか見えなかった笑)
ともかく、この処刑人2は、観客獲得の為のパフォーマンス映画に落ちることなく、相変わらずの問題作だった。
猫は吹っ飛びませんけどね。
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