いくら筋金入りの読書好きだからといって、何度も何度も読み返す本というのはそう多くはないだろう。私の場合どんなにつまらなくても「今ならあの本の面白さがわかるかも」という甘い幻想を抱いて最低でも二回は読むことにしているけれど、それでも本当に何度も何度も、カバーがすり切れるくらい何度も何度も何度も読み返す本というのはそう多くない。というか今この瞬間パッと思い浮かんだのはたった一冊、ピーター・キャメロン著「ママがプールを洗う日」だ。 初めて手に取ったのはいつも立ち読みばかりしているせいであからさまに煙たがる近所の本屋。別に平積みされていたわけではないけれど、いつものようにずらっと並んだ背表紙のタイトルを読んでいるとこの何とも言えない不思議なタイトルが目に飛び込んできた。「ママがプールを洗う日」。まるで「結婚記念日」か何かのように記念日化した普通の日。そんな考えがふと脳裏に浮かんだのかどうかは定かじゃないけれど、「ためらい」とか「カメラ」とか短いタイトルが好きな私にしては珍しく、その本を手に取った。そして最初のページを読んだ瞬間、「ああ、こういうの好き」と思った。それが今でも続いているというわけだ。 この本のどこがそんなにいいのかというと、それはそこはかとなく漂う切なさ、これに尽きる。思春期の少年や大人になりきれていない大人の不安、戸惑い、そして理由のない悲しみ。そういったものがそれぞれの短篇から浮かび上がってくる。母親の再婚を機に家では一言も喋らなくなったお喋りな少年の小さな抵抗(「ママがプールを洗う日)、別れたばかりのガールフレンドの家の前で車が故障してしまった青年の気まずさとかすかな希望……(「夏、ポートランド」)。どこにでも転がっているようでいて、でも探しても見つからない。そんな物語が、ここにある。
マイケルのDVDナンバーワンズ(ほぼ内容がグレイテスト〜とかぶってる)のほうが低価格なのでそちらをさきに買ってしまったのですが、こちらのほうもオススメです!!なんていったってBADのロングverが見れるし、BLACK OR WHITEのパンサーverも見れます!!パンサーver気になりませんか!?糸色文寸見るべきです!!ナンバーワンズでは省略されてるから貴重です。 あとエディ・マーフィー共演のREMEMBER THE TIMEも見逃せないです。
I'veに参加していた事でも知られる中坪淳彦氏のフルアルバム。叙情的なメロディ、エスニックな音色とアレンジ、更に楽器的な使い方で曲を更に引き立てる女性ヴォーカルに4つ打ちをメインとしたビートが心地良く、エピックトランスながらそのクリアな音像はヒーリング的な要素も多分に感じさせる。個人的にお気に入りはタイトルナンバーであり、女性ヴォーカルが一番引き立っている「FISH TONE」。情景を感じさせるサウンドは美しく、ただただ圧巻。
同名のCDも持っていますが、このDVD・・中々良いです。 アコースティクのギターソロに始まり、HAVANA,MOROCCOと流れ、矢野さん、 ラリーさん、マイクさんと、それぞれ特徴のあるデュオでの演奏を聞かせて くれます。 特に、UNICORNでの渋々の演奏では、引き込まれてしまいました。 インタビューでも答えていますが、メンバ全員が揃っての演奏は、なんと当日 だったそうで・・。それでこれだけ濃い演奏となるのは驚き。 画像、音共に美しく、かなりお奨めの一枚と思います。
待望のCHEMISTRYの2nd Album。 なんと言っても、一番の聴き所は二人が初めて作詞を手がけたソロ曲ではないだろうか。 川畑さんは「平和」をイメージした、子供のコーラス入りのメッセージ性の高い曲を。 対する堂珍さんは、切ないラブソングを。一人アカペラ多重録音という難しいことにチャレンジした。 二人の性格がはっきりとあらわれた二曲。初めての完全ソロ曲ともあり、必聴だ。 そして、その他にも、初めてのピアノ伴奏のみの曲や、奥田民生さんが手がけた曲など、是非一度は聴いてみたいものばかりだ。 アルバムのタイトルは「唯一無二」という意味。 歌を好きな気持ちは誰にも負けないという意味も込められている。 何ものにも劣らないこのアルバム。1st Albumから随分と成長したCHEMISTRYを是非聴いてもらいたい。
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