ストーリーはとても深く、重く描かれています。(特に第2幕はずっとシリアスでした。) しかし、スリーライツのやり取りなど所々でコミカルな雰囲気もあります。 感想としてはやはり面白い!! ただ、子どもには話が難しすぎるのではないかと思います。
中学生か高校生の頃NHKのテレビで3回ぐらい見た。性に目覚めたころで興奮した。40年たってまた見られて興奮しました。心理学的にいうと、〇×です。
『奇跡のリンゴ』を息子と共有したくて『りんごのおじさん』を一緒に読んだ。
農薬のページでびっくりした息子の顔を見て『少し説明が足りなかったか』と反省したが、一面に咲いたリンゴの花のページで今度は笑いながらびっくりしている顔を見て安心した。
純粋に親ばかになれる1冊だ。
私見では、瘋癲老人(山村聡)を一人間とみなし、彼とむき出しのハートをぶつけ合ったのは、ただ若尾文子だけだった。そして、老人が本当に望むものを与えたのも若尾だけだった。
それから、別の評者の方も書かれていたが、山村と若尾の演技が巧みである故、山村が若尾の脚を舐めるシーンなども、エロチックではあってもグロテスクではない。
50年も前の作品なのにセットも衣装もきれい(昔はこういう作品にもしっかりお金をかけていたのですね)。タヌキがドロンと消えたり、変身したり・・・今ならCGでなんとでもなるのでしょうが。
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