ヴァルケン、レイノス2、ガンハザードなどの横スクロールロボットアクションの影響が色濃く出てる作品。 ジャンルとしては好みですので応援の意味で甘く評価しますが、過去の名作と比較すると見劣りする内容。
自機の運動性能がよくなく、特にジャンプからの飛行があまり役に立たない調整になっているので ゲームバランスを考慮するとどうしても敵や攻撃の密度が低くなり、結果退屈な内容になってしまってます。 影響された作品のようなロボットの重厚な挙動感が好きでこういったゲームデザインにしたと思われますが、それに見合う敵セットの調整が なされていない感じ。 また敵やステージ構成のアイデア、自機まわりのシステムやメカデザイン、登場キャラクターも凡庸で全体的に魅力が感じられません。 作り手の、昔のこういうゲームが好きだから作ったという愛情や熱意は感じられますが、過去作の何一つも超えられていないのも否定できません。
この作品自体の評価は厳しいものになってしまいますが、ジャンルや題材としてはとても好きなタイプなので次回以降があれば期待したいです。
余談ですが、操作形態としては Rでジャンプ、4ボタンで4つの武器、レバー下+ジャンプで地上ダッシュ としたほうが操作しやすかったのではないでしょうか。
最近よくネット上で名前を見るので買ってみました。
読んでみて、評価が高いのを納得!まこらを描いていた方だったんですね。
独特な雰囲気や世界観は健在。読んでいてどんどん引きこまれていきました。
この作風にハマれば間違いなく☆5だと思います。
それと、少女奇談まこらの完全版もそのうち出して欲しいですね。
正直、ドラえもんのノベライズでしょ?となめてました。
しかも世の中のノベライズって、質・量ともにだいたい適当でしょ。
あの原作漫画がこんなにずっしりとした小説になるなんて、誰が想像していたでしょうか?
さらっと読んでしまうと、ふーんという感じで終わってしまうのですが、よくよく読むと、
言葉のひとつひとつ、フレーズのひとつひとつが厳選されて書かれており、その「瀬名トラップ」に気がつくと、
本当にわくわくします!
この小説を読んだあと、原作漫画を読むと、「うわっ、本当に藤子先生の漫画もこうなっちょる!」と驚きますよ。
瀬名さんの藤子漫画への愛と深い理解があったからこそ書けた小説だと思います。
原作漫画を読んだあと、この小説を読むと、再度すばらしいものに気づくのでは?
下世話な言い方ですが、読めば読むほど味の出る、ほんと、スルメのような小説です。
これまで数多くの仲間が散っていきました、更に最終巻である今回においてもまた多くの仲間が。
まあ最終話に向けての急展開はちょっと急ぎすぎだな・・・っと感じましたが、その後を見ればまあいいかと思えてしまう不思議な読後かんですね。
すでに別のレビューで書かれてますが、残された謎は第二部のおたのしみです。
以上。
初めて読む作家だが、著者の紹介を読むとOVAの脚本を書いている人らしい。 なるほど、機甲兵装なんていかにもありそうな設定とストーリー。新人らしからぬこなれた小説だ。 警官のプライド、警察官僚の内幕、傭兵やテロリストたちの世界、など、いろんな要素が詰まっていて、舞台仕立てとしてはとても盛り沢山なのはいい。 話も、三機の機甲兵装に乗る元傭兵、ロシアの警官崩れ、元テロリストの過去を絡めながら、警察という組織内部の争いをうまく描いていると思う。 ただ、面白いんだけど、何か物足りないんだよな。比べてはいけないんだろうけど、この前読んだ伊藤計劃の『虐殺器官』のような深みというか、人間の奥深くに潜む暴力性のようなものが描かれていない。設定も人物描写もよくあるなぁという感じ。 でも、面白かったので次作以降に期待したい。なんかシリーズ化されそうな気がするし...
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