初プレイで陥りやすい誤解が2点あるので、注記します。 (ルールについては購入後確認下さい。)
〔1点目〕モニュメントを外戦で手に入れようと準備する。 モニュメントは内戦で入手します。 大国同士で外戦を挑んでも、結果は自国とモニュメント保有国がチリジリに分断され、 荒野と化します。 上手く狙っても、1色での外戦でもない限り、モニュメント奪取の見通しは立たない筈です。 内戦では取れそうもない程、ガチガチに固めている場合になら、 分断させる為に外戦をすることはあります。
〔2点目〕自軍の絡みのない国同士を外戦させる。 主に外戦は、モニュメントの恩恵が薄かった色を補填する為にします。 自軍の絡みのない国同士を外戦させることは、 自分の戦果を上げることはなく、させた外戦の勝者が、ゲームの勝利に近づき易い行為です。 相手の利益より、自分の見返りが多く見込めない限りは避けるべきです。 ゲームを派手にする為では、面子に恨まれることになります。
初プレイで、ゲームに見放された気分になる前に、一読してもらえれば幸いです。
「人は何を目的に生きていくのか?」を考えさせられる本です。
結婚して子供を残すこと?
仕事を立派にやりとげること?
素晴らしい芸術作品を残すこと?
後世に名を残すこと?
私がこの本を初めて読んだのは、大学生のときでした。
社会に出る直前の、将来のことを真剣に考える時期に、この本を読んで、
「私はこの先、何を目指して生きていきたいのか?」
を考えさせられました。
ちょうどいい時期にこの本に出会えたことを幸運に思います。
もっと幼かったら、独特の言い回しに気持ち悪さを感じるだけで、この本の良さが理解できなかったでしょう。
今、ニーチェを読みながら、昔読んだこの本のことを思い出しています。
ニーチェの言う「超人思想」と重なるのではないでしょうか。
チグリスとユーフラテス、ときけば思いつくのはメソポタミア文明を生み出した恵みの河。てっきり歴史物語だと思い読み始めた。 上巻は特権階級に属した人間たちの、その特別意識にうんざりしたのだが、下巻では、単なる恨みにとどまらない、人間の生きる意味。 人生に意味は必要なのか。といういささか哲学的な話になってくるのだが、読みながら自分自身の人生を振り返らずにはいられなくなる。 SFというよりは、あまりに深い葛藤がえがかれている。 そして、最後に表題のチグリスとユーフラテスの意味に気づく。 少々長いが、読み続ける価値のある作品だと思う。
|