自分は最新アルバム「リオデエモシオン」からDAを好きになった者です。
最新アルバムだけあってか、出来は非常に良かったです。
でも、最新は良かったけど昔のアルバムはどうだろうかって最後の最後まで買うのをためらってました。しかし、意をけして購入。
何と素晴らしい・・・!
今と違い、ヒップホップはほとんど無いですがその代わり超ロックですw
最初から最後までホントかっこいい!さすがDA!
特にヘヴィーなベースがアルバム全体を支えています。
アコギがカッコイイ「3」がオススメです!
今のDAが好きなら、この頃のDAもきっと好きになれるはず。
ためらう必要はありません!これは間違いなく名盤ですね。
DAって昔からこんなに凄かったんだ・・・!
絶対にそう感じられる一枚です。是非!
「異変」が起こるまでの日本国、日本人・・・それが日本沈没 (上巻) (下巻)だった。
あれから30年余り。
なんとしても異変以後の日本人を書きたかった筆者、小松左京氏。谷甲州氏、森下一仁氏のサポートを受けながら「世紀の巨編を完結」。それが日本沈没 第二部〈上〉〈下〉
ストーリーは「異変から25年」の設定から始まる。
内容は更に世界的に広がりを見せ、気がつけば「地球規模」の展開を見せていた。
国土を失った日本人達。・・・私の頭をかすめたのは、今現存している「イスラエル国」「イスラエル人」。何世紀にもわたって生きてきている流浪の民たち。思った通り「さまよえる日本人達」に、大きな影響を及ぼしていた。一つあきらかに異なる点・・それは、神、仏、なんでも拝んでしまう日本人の特性。それが他国との摩擦を小さくしていた一方で、むしろ「勤勉な人種」であることが、他国の民との摩擦になっていたりしている。
国家は何処へ??
「終章・竜の飛翔」・・・・には夢と絶望が同居していた。
日本沈没・全4冊。地球規模の政治や社会に関わりながら進む、大いに読み応えのある作品だった。
全曲、降谷さんの感情がコモッテて心に響きなおかつ語り掛けてくる、ヘビーなサウンドなのにここまで入りやすい音は本当に感涙ものです。羊や天使のロックはもちろん最高なんですが自分はCHIMEが一押しです。降谷さんのその時の気持ちが全て歌詞に注がれそれが全てぶつかってくる。とにかくこの頃のASHの音には外れなし。
9・11以降、伊藤計劃という稀有な作家の存在によって日本SF小説も変わったが、では、3・11ではどうなのか、という関心を持って読んでみた。7月に亡くなった小松左京の巻頭のメッセージは良かったが...
その小松左京を始めとして、26名のSF作家、評論家たちの文章が、現実に起きた津波による災害、そしてその後今でも継続している原発の事故の実態をとらえきれなかった小説の想像力のなさのエクスキューズになっているような気がする。
もちろん、そうではないという反論もあるし、真摯な反省ものってはいるが、失礼な言葉で言えば浮世離れしている気がする。被災地の人々や復旧にあたった人たちには、そう思われても仕方がない。
でも、そもそも「SF」というジャンルにそこまで要求すべきなのか、という点も疑問。「浮世離れ」で何が悪いのかって開き直るつもりはないけど、現実は常に人間の想像力、創造力を上回るのではないか。そして、その現実を踏まえて、さらに創造していくという繰り返しなのでは。
この災害を経験したSF作家たちが、さらに優れたSF小説を生み出してくれることを一SF小説ファンとしては期待してやまない。
山が好きでヒマラヤ病にかかっている私としては「ヒマラヤとチベットが舞台の山岳冒険小説」という内容紹介に飛びついた。知っている地名や想像できる地形や状況を追っていくことは文句なく楽しい。山登りに関することや現地の描写は著者の真骨頂で、迫力がある。山やネパールに強い著者ならではの読み応えである。しかし、これも著者の弱点だが、人物描写が平坦で特にこの本では女性の創造がつまらない。文章にも美しさとロマンが足りない。いつもヒマラヤのことを読んでいたい人、山岳記録を読むのでは眠くなってくる人にお勧め。
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