ケイト・ベッキンセイル、美しい!カッコイイ!ファンになった。彼女が出ている映画を観るの、これが初めてだと思う。パール・ハーバーで名前は知っていたけど、作品がタコだというので観てなかった。wikipediaでストーリーを見てもなんだかなーという感じなので、アンダーワールドが初見でよかったかもしれない。
エクソシストみたいな怖いものを想像していましたが、アクション映画でした。アクションはもうちょっとハデでもよかったんじゃないですかね。ストーリーは、まあ普通かな。ドキハラ感はあまりなかったです。ケイト・ベッキンセイルのマトリックス的ボンデージ・ファッションを観るための映画でした。
続編がありますよー的な終わり方をしていたので、続編があるのかwikipediaを見たら、あるようですね。アンダーワールド・エボリューションとセットらしい。今度レンタルしてこよう。
記憶喪失のCIA工作員という設定はいやでも「ボーン・アイデンティティ」を連想させるが(ブライアン・コックスも出演しているし)、女性を主人公にしているところがミソ。
無茶苦茶面白いノンストップ・アクションで最後まで息つくひまもなく、最後の爆破シーンも大迫力だった。記憶が目覚め工作員として生きようとするサマンサ(チャーリー)が母性愛に再び目覚め子供を守るために命を張っていく姿が印象的でラストの爽やかな終わり方もよかった。
ジーナ・デイビスは大柄な体格を活かしてアクション・シーンも違和感なくこなしタフな工作員という役にピッタリ。サミュエル・L・ジャクソンの助っ人ぶりも格好いい。レニー・ハーリン監督の最高傑作だと思うが、当時の史上最高の脚本料と「カットスロート・アイランド」に続く興行的な失敗から、レニー・ハーリン&ジーナ・デイビス夫妻は映画界の一線から遠のいてしまったのが残念。
このタイトルはうまいと思ったなぁ。
小論の集大成といった構成であり、中は大きく三つに分かれ、第一部がバッハ論、第二部が著者が二十世紀のバッハとするシェーンベルク(とバッハ)論、そして第三部が音楽史となっている。
実質バッハを論じているのは第一部だけなのだが、以降の全てがバッハという巨きな存在から派生する大きな波をとらえた論考として成立しているのだ。
第一部のバッハ論は楽譜の分析なども多く、素人の私には正直わからないところも多かったのだけれど、ひとつ『バロック的空間はまことに音楽的なのである』ということばにはとても魅かれるものがあった。逆に言い換えると、『ある種の空間にはとてもバロック的な響きが感じられる』ということにはならないだろうか。
著者はルネッサンス期以降のバロック様式建築についてこの言葉を用いているのだが、現代建築のすっきりとしたラインにおいても優れたものには常に音楽的な響きを感じ取ることができる、そんな風に思えるのだ。
音楽と数学の関連性はいろいろなところで触れられているが、その「構築美」というものを最も具現化したものが建築なのではないだろうか。
シェーンベルクについては今まで聞かず嫌いだったところがあったのだが、これをよい機会としてちょっと聞いてみたくなった。
また第三章においてもドイツの(ゲルマン風の)カレンダーに基づいたモーツァルトの作品分析など、とても興味深く読めるものがあった。
ちょっと分厚くてしんどかったけど読みがいのある本だと思う。
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