なかなか手に入らずさがしていました。 迅速に送ってもらい、保護カバーもついていてバッチリです。 しかし、なんと1ページ目が裂けていました。 ちょっぴり残念ですが満足です。
柏木ハルコと言う人の描く女の人が好きで、そのほとんどの作品(但し長編)を読んできました。
柏木ハルコに描かれる女の人は、まずその外見がいい。コケティッシュでありながら、セクシー
で迫力あるボディーライン。だいたいが圧倒的な存在感なんだけど、その理由のほとんどが、そ
こに描かれる身体、と言う感じ。ある意味、そこがいかにも漫画らしくって、私は好きです。
内田春菊の描く女性も、とってもかわいくって、素敵で、エッチ。柏木ハルコの場合、そこにプ
ラス、圧倒される迫力を感じて、より現代風です。
さて、本作は短編集。描かれた時期も、初出の雑誌も違うから、9編の作品は、多少玉石混交な
部分があります。それを含めて、多彩な面白さが味わえる。
もともとブラブラバンバンのような学園モノに強みがあったような気がしますから、本作でもい
くつかある、高校や学生を扱ったものがかなり強烈で面白い。
一方SFは、今スピリッツに連載中の「地平線でダンス」を珍しがって読んでいるけど、本作に
収録されたものに既にかなりおもしろ作品がある事を知った。これが今の連載に続いているんだ
なぁと、興味深く、作品としてもとても良くできているものだった。
かわいくって、セクシーで、どこか抜けているたくさんの女の子を、いろんなシーンに描きわけ
ている本作は、柏木ハルコの多彩な長編のダイジェスト濃縮版のようで楽しめました。
何故か評価が低いので気になって、書きました。 自分は文句無しで☆5つです、1〜最終巻まで全部。
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