チロとハシモトくんの恋愛がなんとも初々しく、忘れかけてた初めて人を好きになった気持ちを思い出させてくれました。 ところどころチロが感じる心のセリフがまたリアルな感じが出ていて大変よくできてると思います。 今作品はネットシネマ限定で配信されていたみたいですが私は普通のドラマよりおもしろく感じました。 購入して見るのにはちょっと値段が・・・・という方にはレンタルをしてでもお薦めしたい作品です。
設定はとてもよいと思います。
皇族という存在の使い方も新しくて、リアルだけどフィクションである部分がおもしろいです。
ただ、ちょっと展開についていけないところが多々ありました。
プリンスは主人公になぜ興味から一気に好意を持ったのか。 なぜ突然一国の国王が一般人に会いに行ってまで頼んでるのか。 理由はあっても皇族で双子なのにあんなに違う生活ができるのか。 そもそも主人公の魅力って?
いろいろなことが主人公にひたすら都合よく進んでいて違和感を感じます。
設定をもっと生かしてほしかったです。
ラストへ向かって、キスの「つぎ」を意識しだしているチロとハシモトくん。ぜひぜひ、「つぎ」も描いて欲しかったのですが。作者の仰る「綺麗事だけ描けた」のコメント通り、ソレはありませんでした。エッチな漫画は他にぎょうさんありますけど---。でも、マンションでアレはなんなんですか、って気になります。したの。ええぇ。
ところで、イブシ君も大好きでした。ちゃーちゃんとくっつくんはヤメて欲しかった。けど、全巻揃えて、もう一度高校生というか、中学生のくすぐったい恋がしたい、と切望してしまう不思議なあたたかぁい漫画です。ほんまはオススメ漫画です。子供にも安心?して見せられるよ。
書店で試し読み用の冊子を読んで、 三巻で完結のようだしとまとめて全部購入しました。 双子の皇子が同じ学校に転校してくるとか、 国皇が突然主人公の家を訪ねてくるとか、超展開な事件が次々と起こって 「大丈夫か!?大丈夫なのか!!?」と思いながら読み進めてるうちに いつの間にかしっとり優しい気持ちになりました。 物語の中で、主人公がリアルの皇子と知り合って、 どこで憧れが恋愛になったのかってあたりももうちょっと詳しく読みたかったですが、 もしかしたらこの主人公は恋愛ストーリーのヒロインというよりも、 このお話の中の「皇族」を紹介するためのナビゲーター的な立ち位置なのかな、と思いました。
お話は打ち切りになったということで最後に向かうにつれて駆け足になってるのは 読んでても感じましたが、 主人公が双子皇子や国皇を通して「皇族」について考えたり感じたりしているところは とても丁寧に「主人公の考えたこと」として描写されていて良かったです。
…あと、国皇陛下のダジャレをもう一・二回お聞きしたかった(笑)。
ハシモトくんとチロ、お互いを思いやるからこそのじれったさと遠慮。 でも、、確実にわがままに自分の欲というものを出していっています。 だんだんきれい事だけでは済まされない感情を知っていく、 その入り口にきたような感じです。 距離を近づけていくのはハシモトくんとチロだけじゃなくて ハシモトとイブシというまったく友達でも何でもなかった二人が これまた男同士の分かり合いを深めていく。 同じ人を好きになった者どうし、彼らもまた 時間をかけてゆっくりと、その関係を変化させていっています。
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