今までの本のようにシステム面の解説や開発者インタビューはないが、個人的には特に問題はないと思う。
基本的な情報はお金を出すまでもなく分かるしあまり必要ない。
まして、開発者のインタビューなんて面白くも何ともない。
注目すべきは、全カード紹介の情報が充実しているところ。
カードの写真だけでなく、ロングスロー・FK・CKの得意不得意やキャプテン適性、特殊連携の相手まで公開されている。
今までならユーザーが独自に調査していた裏データが一気に公開された意義・価値は大きい。
攻略サイトの情報より詳細な部分もあるし、何より当然のことながらデータに信頼性がある。
また、選手個々に解説文が付されているが、これは選手データの作成者が執筆したものだ。
これまた攻略の参考になる事は間違いない。
今までの本よりも劣る造りに見えるかもしれないが、むしろ今までの本より利用価値のある本になっている。
このゲームをある程度やりこもうという人なら必携の一冊だろう。
マラドーナさんがアルゼンチン代表監督に就任してから2010年W杯予選を戦い、出場を決めるまでを取材し、その軌跡を書いた本です。
感想、解説をきちんと書くのはきりがないので、かいつまんで感想を述べます。
読む前に私が一番知りたかったのは、“2010年W杯最大のミス”(個人的に)である、『グティエレスの召集と起用(贔屓)』です。 召集については、代表監督としてのデビュー戦で既に先発メンバーとして出場しており、その理由については載っていませんでした。 しかし贔屓については記載がありました。 2009年8月12日のロシア戦での活躍ですっかり気に入ってしまったようです。 <「今日の試合でホナス・グティエレスは俺のハートを射止めてくれた。今のアルゼンチンは『メッシ、マスチェラーノ、ホナスと以下8人』だ。」> とあります。 私はグティエレスについて詳しく知りません。クラブチームでのプレーも観た事がありませんが、W杯で見る限り「攻撃的なプレーは上手いがディフェンスはヘタクソ」な選手である事は間違いありません。 まぁ、どの監督でも「好み」というものがあり、それが監督の特権ですから仕方はありませんが、どうも私とマラドーナさんの「好み」はかなり違うようです。 リケルメの話はここでは語りませんが、2010年W杯に召集されなかった私の「好み」の選手、サネッティ、ガゴ、ダトロ、アイマール、バタグリアなどは予選では召集されていました。
サネッティとガゴについてはブラジル戦で負けた後に外されており、ブラジル戦のプレーが良くなかったのだと推測します。
しかしダトロはゴールを決めてマラドーナ監督と抱き合ってましたし、アイマールについては常々「お気に入り」発言をしている選手なのに、なぜ本番で外したのかはわかりませんでした。
この本は監督就任してからの戦いの様子やコメントがレポートしてあります。 アルゼンチン代表はW杯に出場できるかどうかギリギリのところまで追い込まれますが、最終戦のペルー戦、1-1で迎えたロスタイム91分に、ボカのパレルモがゴールを決め、W杯出場への望みを繋いだくだりは、読んでいて熱くなりました。
終わってみれば、内輪のゴタゴタがあり、リケルメが抜け、なかなか勝てず追い込まれ、批判を浴び、マスコミともめ、ぎりぎりまで追い込まれて最後には勝って見事に結果を出す。 ・・・・まさにマラドーナさんらしい予選の戦いぶりでした。
「サッカー文化の浸透していない国」の日本ですら知名度抜群のマラドーナさんですが、さすがに細かい部分は大半の人は知りません。
この本には、話題になり注目されやすい事件や発言だけではなく様々な周囲の事情や状況について書いてありますので是非サッカーファンには読んで頂き、アルゼンチン代表の事を理解して頂きたいです。
そして著者の藤坂ガルシア千鶴さんには、是非「2010ワールドカップ編」を期待しております。
ドイツ大会のDVDに幻滅させられた経験から期待はしてませんでしたが、なかなか良かった
チャプターで試合を選択することもできますし、松井の岡崎蹴りもバッチリ見れましたW
ただ「オールゴールズ」なので、スコアレスでPKまでもつれた日本VSパラグアイには一切触れないというシビアさ
これはイラッとしたので☆3つ
内容は充実している。DVDの内容は他の4,000-5,000円程度で販売されているものと遜色ありません。いや、それ以上かも!本もついていて良心的でし、コストパフォーマンスは最高!!買ってよかった。お勧め商品。
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