スマートグリッド教科書 (インプレス標準教科書シリーズ)
スマートグリッドという言葉が日本で取り上げられるようになって、数年が経ちました。
現在スマートグリッドに関する書籍は多く見受けられますが、本書は、技術的な背景のうち、
「応用を効かせるための、基本」について、非常によく纏められています。
情報通信と電力の基本技術のそれぞれについて、バランスよく説明されている良書だと思います。
現在、スマートグリッドを絡めたビジネスを考える人にとっては、一読の価値があると言えます。
虹の歌集
このアルバムを買おうと決めたのは、2008年春に発売されたゲームソフト『夢ねこDS』のプロモーション用に制作された楽曲「恋するしっぽ。」を聴いた時だった。
いっしょに暮らす人間に恋をしている、ねこの女の子の想いをしっとりと歌った、かわいらしくもいじらしい内容で、PV―厳密には『夢ねこDS』のPV。タイトルは“「ずっといっしょにユメミルまいにち」篇”。『夢ねこDS』の公式サイトなどで視聴可―を見た時、やっぱりキジトラの女の子といっしょに暮らしているオレは「うちの子もこんなこと、考えてたりするのかな……。」なんて思ってしまって、もう泣けて泣けてしかたなかった。もしそこまで行かなくても、ねこと暮らしている(いた)人だったら、きっとこの曲は“ツボ”なのではないかと思う。
それ以来オレは、この「恋するしっぽ。」のCD化をずっと待ち望んでいて、このほどようやく、それが実現したわけなんだけど、聴くと結局、また泣けてしまうので、いつでもどこでも問題なく聴ける、ってわけではないのが、ちょっとした困りどころだったりする(この曲限定で)。
全体的にも、最小限の楽器、シンプルな音をバックに(「奇跡の星」は、アレンジも印象も、シングルとはまったく違う。カバー2曲は両方ともいい出来です)、ひととき、葵さんの飾り気のない歌声をじっくりと味わえるもので、ひとりで、あるいは気心の知れた人といっしょに楽しみたいアルバムに仕上がっている。
日常のさまざまな出来事に疲れた心に、おだやかに効いてくれそうだ。
特典のDVD(2nd、3rdアルバムのスポットCM映像も収録)では、なんといってもやっぱり「The Rose」のPVがいい。しみる(バーテン役で、なんとあの白竜も出演している)。ここに上記の「恋するしっぽ。」のPVも収録されていたら、間違いなく☆は5つだっただろう。それがちょっと残念。
虹の歌集(初回限定盤)(DVD付)
歌唱力のある力強い女性歌手はたくさんいますが、彼女のような歌手は他にいません。どこまでも優しく、透き通るような歌声は、私達の心を動かす神秘の力を持っています。
英語曲のカヴァーアルバムも素敵でしたが、今日の日本には少なくなった、日本語の言葉一つ一つを大切に丁寧に歌っているのにもとても好感が持てます。彼女の初めての恋を詠う歌も、ちょっと背伸びをした少女の恋を思わせて可愛らしいです。シングル再録の「奇跡の星」は、シングルよりもより彼女の声質を生かしたアレンジになってます。
癒しを求める方は、是非手にとってみてください。
電力会社のおしごと
電力会社は「仕事の百貨店」と言われている。
決して、ヤマダ電機やユニクロのような専門店の
集合体ではない。
その意味がよく理解できる本である。
この本を通じて、例えばお客さまが今お使いの電力が
どのような設備と社員によって届けられているか、を
多視点で捉えることができる。
安定的な電力供給は当然のこと、そこを達成するために
会社には様々な仕事が存在しそれが有機的につながって
実現・維持されている現実。そこも見えてくる。
そして、今、低炭素化社会、安心安全な社会づくりという
新たな課題を電力会社は世の中から期待されている。
これにどう組織的に対応していくべきか。
つまり、どう人と技術を育て、デザインしていくべきか。
その課題と将来像も見えてくる本ともいえよう。
主に、電力会社を志望する学生の方、もしくは入社数年目
以内の若手社員は読んでおいて損はない。
長期的な仕事のキャリアに悩む中堅社員も基本に立ち返って
再読することをお薦めする。