大野雄二ベスト〜コロムビア・エディション〜
仮にも『コロムビアエディション』を標榜するからにはもっとこの会社しか音源を所有していないようなマル特重要曲を優先して収録すべきではなかったか。何を今更な「ルパン3世」のテーマ(そりゃまぁ確かに重要な曲ではあろうけども)より「マグナムダンス」のオリジナルバージョンとかの方がミュージシャン大野雄二を聴くには相応しいし、劇中でも多用されたファンもそれなりに納得できるナンバーでもあったろう。「マリン・エクスプレス」、メインテーマよりも現在どういう訳かゴダイゴのシングルコレクション2でしか入手出来ないレアなトラックになっている劇中BGM「序曲」の方をこうした作曲家本人の名を冠したアルバムへ配置してファンの耳に入り易くするのが音楽配信会社の責務であると考えるがいかがなものだろうか。確かに既に収録時間はほぼ限界ではあるが別に1枚で収めねばならぬという決まり事があるワケでもなかろう。2枚組でも内容さえよければファンは購入するものである。それはこのAmazonへ寄せられたいくつもの声を見れば自ずと理解できる事でもある。
コメディードラマ・ソングブック
2007年に惜しまれながら帰らぬ人となった名優、石立鉄男のユニオン映画時代の作品から、テーマミュージックをピックアップした貴重なCDである。彼が去ったそのすぐ後に渋谷のTower Recordで追悼盤として販売していたのを購入したが、今ではもっとも大事なコレクションの一つとなった。
石立作品の魅力については今更多くを語る必要はないが、重大な要素の一つが音楽であることに間違いはない。そのほとんどを作曲したのが大野雄二氏、「パパと呼ばないで」だけが羽根田武邦氏である。それぞれがドラマの内容を彷彿させ、感慨深い。昭和という時代。特に70年代を生きた世代は、郷愁に打ちのめされると同時に、石立ドラマという財産をリアルタイムで共有できたことに感謝せずにはいられないだろう。
このCDには解説のブックレットが付いており、それぞれの作品の背景やエピソードが楽しく、また作品データとしてスタッフやキャストの名前も網羅されており、史料としても興味深い。「水もれ甲介」の挿入歌「さみしいナ」は石立氏本人の歌声であるから、石立ファンには必聴である。
前略おふくろ様 DVD-BOX
倉本聰の代表作。「北の国から」でも使われていた主人公のモノローグで進行していくのが当時は印象的だった。ショーケンは「傷だらけの天使」の次がこの作品で、これまでの彼の役柄とはまったく異なる純情な田舎出の若者を好演していました。髪の毛をバッサリ切ったことでも彼の入れ込みようがわかります。坂口良子のかすみちゃんの可愛かったこと。桃井かおりの海ちゃんの強烈なキャラクター。梅宮辰夫の格好よさ。川谷拓三の可笑しさ。その他脇の個性的な出演者たち(小松政夫、大滝秀治、北林谷栄、など)も懐かしい。倉本氏はこの後、「大都会」「あにき」「浮浪雲」「さよならお竜さん」と1980年まで傑作を連発し、1981年に「北の国から」を発表後は傑作を残せず失速していきます。(「優しい時間」が唯一の佳作)いま見ても、会話の面白さは抜群で、古さをまったく感じさせない傑作です。
これを英語で説明できますか? 外国人が知りたいニッポンの不思議
日常的にではありませんが、
たまに英語を使うという機会が増えました。
そんなときに、ちょっとしたスモールトーク的なものができるといいな、
といつも思っていました。
ただ手持ちの日本文化を説明するようなものだと、
難しくて、理解するのがやっと。
この本は英文もやさしく、自分でも使えるレベルのものですので、
ちょっとした説明をするときに使うことができました!
たまに開いてはネタを仕入れて、
使う機会が近づくとみるようにしています。
なるほど、直訳ではなく、こういえばネイティブに伝わるんだ!
と目からウロコでした。
単に読み物としても楽しめると思います。
『Mary Rose』アコさんの乙女なお菓子とおふくろごはん
図書館で借りてから、ずっと欲しくて購入に至りました。似た感じで何冊か出ていますが、こちらの本が一番まとまっていて、作りたいものがいっぱいあります。身の回りの写真やエッセイも入っていて、ただのお料理本ではありません。何倍も楽しめます。