ジャガーノート・オヴ・ジャスティス
何の変哲もない、と言ってしまえばその通り。ANVILに音楽的個性はありません。なぜなら、ANVILこそが現在のパワーメタル・バンドの「源流」なのだから。しかも世の中のサウンドプロダクションが進化を続けるとなると、金のないロートルバンドは時流に取り残され、いつしか「オリジナル」であることばかりか、その存在さえも忘れ去られてしまいます。
さてそこでこのアルバムです。
サウンドプロダクションが良い。プロデュースが良い。楽曲も良い。めちゃくちゃ良い。超一流に引けをとらない。それもそのはず。プロデューサーはBOB MARLETTE。
しばらくマイナーの苦い水を飲み続けていたANVILも、映画のヒットで大物プロデュサーを起用できたのか。果たしてその効果は絶大です。変わることのないバンドの信念と底力を、見事にBOBが引き出しています。前作もクリス・タンガリーデス(「かつての」大物?)を起用していましたが、今作のプロデューサー効果はその比ではありません。
ブラスの導入など、実験的チャレンジも。
快作!!
ジャガーノート
前作から結構変わった感じですね…
結構ヘヴィな感じです。好きな方は好きかもしれませんが、
私の期待とはちょっと違っていたので3点。
あとボーナストラック(99曲目)は結構良かったです(^^)。
ジャガーノート [DVD]
最近の目まぐるしい展開のサスペンスアクションに比べたら確かに地味。しかし、名作は時間がたっても色あせないものです。
ストーリーはいたってシンプル。豪華客船に仕掛けられた爆弾をめぐっての攻防戦。しかしこの緊迫感は凄いです。とくに中盤以降の爆弾処理シーンの緊迫感は昨今の映画も打ち負かすくらいのものです。ファロン(往年の名優リチャード・ハリス)の愛弟子のチャーリーがねじを緩めるシーンで手を滑らしてしまうシーンは見ているこちらも飛び上がるくらいにびっくりしました。それくらい画面に引き込まれていました。後半はもうそういったシーンの連続。まさに目が離せない展開です。
最近の映画はストーリーにばかりこだわっていて、こういった見ているものを取り込むパワーはちょと欠けていますね。こういう作品を見ると、やっぱり映画って面白いなあと、改めて思います。
ベストプライス Juggernaut ~戦慄の扉
MYST系和製ホラー謎解きゲームということで、値段が嘘みたいに安くなっていたのでやってみました。
確かに、館の部屋の謎を解くまでの行程は、
カーソルクリックで進行するスタイルや、MYSTほどではないにしても適度に難易度のある謎解きで、
初代MYSTに若干似ているような印象を受けました。
10年以上も前の古いゲームになるので、ポリゴングラフィックが粗く女性の顔が可愛くないです。
またカーソルの出現速度がかなり遅く、進行手順も非常に面倒で、中盤までは眠気との戦いでした(笑)
しかし、中盤以降は雰囲気が一変し、
人間の心に潜む邪悪な意識(=悪魔)をテーマにした8話のオムニバスゲームが始まります。
これらは1話が大体一時間前後で終了するサウンドノベルゲームという感じで、
近未来の電脳空間を舞台にした軽めの話から、怨念や人体実験を取り扱った陰惨な内容まで様々あり、
怪奇幻想奇譚短編集を読んでいるような気分になりました。
ポオやラブクラフトなどが好きな人なら結構ハマる内容だと思います。
ただ、描写が結構直接的で強烈なので、人を選ぶ内容だと感じました。
(人体実験などの話は個人的には敬遠したいものでした)
今だと「15歳以上限定」とか「グロテスクな表現注意」シールが貼られていてもおかしくないです(笑)
実際、サイレントヒル等は主に画像がグロいのですが、こちらは画像というより物語的にかなりグロでした。
ジャガーノート 戦慄の扉
全体的に親切な作りをしている感じは伝わるが、謎解きのゲームかと思ったらいまいち謎解きの奥も深くないし、変にグロテスクなシーンもあったりして何が主旨のゲームなのかよく分からなかった