山なんて嫌いだった (ヤマケイ文庫)
評者は長年山歩きを道楽にしており、山行エッセイを割と好む。一方、評者にとり、日本の女優の中では好感度が高いという「ミーハー気分」もあって、楽しみつつ本書を通読した。12年前の刊行なのに、レビューは評者のこれが最初。とはいえ、代作タレント本のような美辞麗句、誇大表現、ドラマ仕立ての作文が連なっているわけでもなく、アマチュアっぽいタッチながら記述は分かりやすく、スイスイ読めるものだった。燕・合戦尾根に始まる山歩き体験や槍ヶ岳初登頂の感動、山歩き中に見知らぬ登山客から指さされる不快感の表明なども、興味深く読めた。
賢い芸人が焼き肉屋を始める理由 投資嫌いのための「和風」資産形成入門 (講談社プラスアルファ新書)
「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由」というタイトルと「投資」ということがなかなか結びつきませんでしたが、一読してみて、実は本当の投資は芸人の焼き肉屋さんと同じことなんだと気づきました。また、多くの人が投資=投機と勘違いしていることもよくわかりました。私も金の卵を産むニワトリを育てる人生を通じての資産運用を始めたいと思います!ありがとうございました。
女が嫌いな女 (文春新書)
週刊文春企画の1,000人アンケートの集大成ということだそうです。
『女が嫌いな女』というインパクトの強い
タイトルに惹かれて購入しました。
第一章では女性が嫌いなタレントさんの順位が、
5年分掲載されていましたが、
けっこう男性からも同意見が得られそうな
ランキングかもしれませんよ。
あとは嫁VS姑、上司VS部下、教師VS親、客VS店員と
興味深い企画が続き、けっこう一気に読めました。
しかし、最後の方の章までくると、
世の中って…けっこう大変…と気分になってきて…