ナイーヴ 1 完全版 (1) (ジェッツコミックス)
以前に全3巻で発売されていた二宮ひかるの代表作が未収録だった『口には出せない』や書き下ろし話も含めた完全版で再発売されました。
本作がよくあるラヴコメと異なるのは、セックスを描いているところ。
エロいんだけど、エロいだけじゃないセックス。
求める男、応える女。
けれど、どこか噛み合わない二人。
だけど、一緒に居る二人。
帯には恋愛欲を刺激する二宮ひかるの代表作と記してあったが、まさにその通りだと思う。
執着する愛も求める恋も自分以外に対する慾なんだよね。
本書を読むと、身体を求め、感情を求め、相手を求めたくなる。
二宮ひかるは女性作家だけれど、男性視点の「女ワカンネ」をよく描けてると思う。
なんでそれを言わないの?
なんでそこで引くの?
ヒロインの藤沢麻衣子よりも年上なヒーロー田崎敦の振る舞いが共感出来るし可愛らしいw
そして、女性作家らしい女性としての逡巡や願望また描かれています。
だから凄い。
ヒーロー,ヒロインと書いたけれど、全然たいしたことない二人です、主人公の癖に。
ただの男女。
感情移入とは違う、二人を見て思い考える、隣の芝生と反面教師。だから笑えるし痛々しい。
>誰だってそういつも優しくされているわけじゃない。
>メンエキなんか簡単にはできっこない。
そう。嫌われるなら怒ったり悲しんだり出来るけど、優しくされたら受けてしまう。拒めないんだよね。
1巻終わりの話が本作を象徴していると思います。エロい意味でも情緒の面でも。
題名のNAIVE(ナイーヴ)は善く繊細と云う意味で遣われますが、鈍感,朴訥,未熟と云うのがが本意です。
繊細なのではなく、鈍感で朴訥で未熟な二人。
キュンとはしないし、落ちもない二人の物語。
ただの男女、だからこその物語。
もっと読者人口が増えても良いと思う傑作です。最後に帯の煽り文を。
>読むと、したくなる。
男だけでなく、女もね。
そんな作品。
奈良美智―ナイーブワンダーワールド (別冊トップランナー)
奈良さんのファンなので購入しました。
ハードカバーで中身ほぼオールカラー。
インタビュー記事は白黒。作品はカラーです。
内容的には満足ですが、
唯、別にハードカバーでなくてもいい気が。
ソフトカバーにして手軽に読みたい感じもします。
ベイズ統計データ解析 (Rで学ぶデータサイエンス 3)
本書にあるRのプログラムコードは専門的知識がないと少々理解が困難かと思いますが,近年話題のMCMC法について基礎から細かく説明がされており,ベイズ解析への導入書としては非常に良いと思います。
Fairy tale
この曲を視聴した時、まず初めの一曲目を聴いた時に全体の聴がこんな感じだったら良いのにと思い、しばらく一曲目を聴いて
次の曲に、確かに似た曲調の音楽だが、凄く良い!
只のアコースティックな感じやクラシックじゃなくて今聴いて癒されたい曲はコレだと思い、手持ちのお金が無かったので急いで銀行に行き即買いでした!
そして、ラップが時に何曲か入っているのですが、コレがまた凄く良く絡んで心地良く感じて来ます。
サントラ的で、それでなお物足りなさをラップが入ってたりするので、何度も繰り返し聴きたくなると思います。
夢見心地でこの手の曲が好きな人は酔いしれると思います。
一度聴いてみる価値はあると思います。
Re Voice ― 白鳥英美子ベスト
まず「01. Amazing Grace」を聞いて、深く広い歌声に引き込まれてしまいます。白鳥英美子さん自身、多くの場面で歌うスタンダード・ナンバーではありますが、スローテンポで特に声自体の質が問われるこの曲をア・カペラで歌えるひとは、ほかにそう多くはいないでしょう。
このアルバムは、長野五輪の公式アンセム「7. 花束そえて」や FF IXのエンディングテーマ「16. Melodies of Life」、また懐かしいところでは、アニメー
ション「楽しいムーミン一家」の主題歌「5. 夢のゆくえ」、エンディングテーマ「6. いつかすてきな旅」、映画版エンディングテーマ「この宇宙へ、伝えたい」など、タイアップ曲ばかりを集めたベスト盤です。
曲のバランスもとてもよく、特に、それぞれのサントラ盤などでしか聞くことができなかった珠玉の名曲を一度に聴くことができる、豪華なアルバムであるといえるでしょう。
きっとどこかで聞いたことのある曲ばかり。これまであまり注目をしてこなかった方にも、トワ・エ・モア時代から聞き続けている方にもお勧めできます。豊かで温かな歌声で優しい気持ちにしてくれる素敵な一枚です。