西岡たかし グッズ

西岡たかし 満員の木

「遠い世界に」等のヒットで知られるフォーク・グループ、五つの赤い風船のリーダー、西岡たかし氏の初のソロ・アルバム。「五つの...」時代の代表曲では、当時の時代背景もあってか、そのメッセージ性ばかりが注目を浴びがちだったが、レコーディングではかなり実験的な音作りに取り組んでいた、という側面も持ち合わせていた。そうしたサウンド面での実験性が、西岡氏のこのアルバムでは全面的に開花している。実験的といっても、けっして難解なものにはなっておらず、遊び心の延長線上のように聴けてしまうところに、彼のふところの深さが感じられます。M-1、M-3あたりの曲は、マジカル・パワー・マコなんかをも彷佛とさせる。しかし、アルバム後半が割と普通のフォーク・ロック調になってしまい、楽曲はいいものの、前半と比べるといささか地味な印象になってしまっています。また、西岡氏には同名の著書もあります。 満員の木 関連情報

西岡たかし 溶け出したガラス箱 ーデラックス・エディションー

評価はもう満点以外にありえない。「日本のサイケ」はドラッグ不在という決定的な理由ゆえに他のジャンルに比べて特にモノマネ度が高く、とても聴いちゃいられない作品が多いのだが、もちろん例外はあるわけで。エンケンの「ほんとだよ」(もちろんシングル・ヴァージョンである)や野沢享司「白昼夢」、南正人「回帰線」あたりは数少ない成功例だが、やはりこのユニットが残した唯一の作品である本盤にとどめを刺す。西岡本人の証言によれば制作当時はサイケ云々という意識はまったくなく、「サイケではなくダダイズム」とのこと。ド天然の才人があらゆる規制を無視してやりたい放題やったらたまたまズル剥けのサイケデリック・アルバムができてしまった。それがこの作品だ。作為がないからこそ本気でラリパッパしてしまったというわけだ。今回のリイシューではボーナス・ディスクが付いた2枚組。追加されたトラックは別テイクというより制作過程のバッキング・トラックで、本編を聴き込んでいないとまったく楽しめないが、国内でこうした発掘音源がリリースされること自体が貴重ではある。今後は西岡のソロもデラックス・エディション化が予定されているそうなので、そちらも大いに楽しみだ。 溶け出したガラス箱 ーデラックス・エディションー 関連情報

西岡たかし 学術論文の技法

修論の段階で読んだ方は羨ましい限りです。私は修論、海外での修論、海外での博士論文、各種学会での論文、などをこれまで行ったにも関わらず、こうした類のマニュアルはこれまで一度も読みませんでした。しかし、日本の学会が要求している論文の書き方を自分が知らないことを理解し、一度マニュアルを閲覧してみようと思いつき、この本を購入しました。先に読むか、後で読むか、それによって何も変わりませんが、業績を積む前に読んだ人は、きっとこの方法に安住してしまい、書くということや一人称に至る困難な道のりついて何一つ考えないまま、研究の発信を続けてることになるでしょう。それがいいかどうかは、個人が研究に何を望むかによると思います。「学術の進歩」を信じて、マニュアル通りの優等生の論文を書き続けるのも、一生を賭けるに値する事かもしれません。もし、それ以上自分に頼むことがあるならば、こうした方法からの脱却を考える日が必ず訪れます。そうしたときに、「学術的価値」以上に大事と思える価値を持っているかどうか、本人の感性と教養の豊かさにかかってくるでしょう。私の知る限り、多くの人文科学の研究者にはそう言う意味での豊かさはありません。彼らが個人的創作に向かう事なく、学生時代と同じ論文製作に力を費やして生涯を終えるのもそのためです。マニュアルはいずれ乗り越えるべきもの、そう思って読まなければ、主観的表現を排除したところに学術の進歩があるなどという、臆病な学者の自画自賛の戯言を信じてしまいます。大上段の学術道徳を無視して、技術として読めば、一時的に非常に効力を発揮する技術本だと思います。 学術論文の技法 関連情報

西岡たかし 満員の木―遠ざかる明日へ・わが戦慄の叫び (ROOTS MUSIC叢書)

そもフォークミュージシャンは、ギターと身一つの反社会的なホーボー旅ガラスであってほしいわけで、本来なら大量消費社会とは相反するはずなのだが、中にはレコードが売れてリッチになり身なりも綺麗になった人たちもいて、彼もきっとその1人なのだ。五つの赤い風船などでそれなりの印税を手にした頃で、金も手にいれ、ハングリーでやってきたバンドに対する愚痴も出て解散した頃のこのエッセイ。冒頭は幸せな結婚写真、同じくフォーク関連でリッチかつ有名になった仲間らの祝福メッセージに始まり、以降はトノバンとの車や機材、料理などの自慢大会、岡林とのニューライフ対談、アメリカ旅行記など、そこにはハングリーなフォークミュージシャンのイメージはまるでない。しかしそこに、これから消費社会に埋没して、挑発から生活の守りに入ってゆこうとする、本来なら社会に対する不満を抱えながら寂しく孤独にギターを爪弾いていたはずの、1人のフォークミュージシャンの、今度は新しい時代や状況に対する嘆きやら、いこごちの悪さ、ぎこちなさが伝わってきて、そこに、70年代の感覚がとてつもなくするのだ。無理やりなポップなテイストのフォークらしからぬ表紙がそれを物語っております。なにもかもが、無理やりな、まるで異世界からの復刊本、マニアな内容の割に何故か普通の本屋にも置いてありましたが、かなりのインパクトでした。 満員の木―遠ざかる明日へ・わが戦慄の叫び (ROOTS MUSIC叢書) 関連情報

西岡たかし ゲームは終わり [DVD]

 あの解散コンサートのDVD!!ただただ奇跡と言うだけです。コンサートには行けなかったけど、LPを買って何百回と聞いたでしょうか・・・CDを買って何百回と聞いたでしょうか・・・・それがなんとDVDで発売!!音質がどうの画質がどうの・・・、そんなの問題じゃ無いです。ただ存在する事に感謝です。早く届け〜〜。 ゲームは終わり [DVD] 関連情報




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