角田光代 グッズ

角田光代 紙の月 DVD スタンダード・エディション

かなり期待したが、やはりというべきか、他の原作有りの邦画同様、原作に出てくるシ-ンを適当にピックアップして、ただつなぎ合わせた感は否めず。原作ではそれなりの意味を持って登場する「宅配ピザ」や「カップラ-メン」も、全く違う場面でとりあえず使いましたよ、という感じ。また、リカの夫がただお人好しのいい人にしか見えず、あれではなぜリカが若い男との情事にのめりこむようになったのかが全く伝わらない。原作にあるように、子供のこととか、夫婦間に生まれていた溝をもっと丁寧に描かないと、この物語の良さが出ないはずなのに。夫役の俳優の演技不足なのか、「夫の、妻に対する嫌味感」が全く出ていなかった。他の映画感想掲示板で、上海土産の時計の件を夫の嫌味と取らず、単純にリカから時計をもらったことを忘れた、と解釈している人がいてびっくりしたが、本を読んでいなければそう見えてしまうだろう。それにリカの現在の実家の様子を書かないと、原作を知らない人には「金持ちの家の娘なのになんで?実家はどうなってるの?」と疑問が残るのも当然。時間の制限はあるだろうが、押さえるところはカットせずに押さえないと、ただのツギハギ映画にしかならない。あのりえちゃんが年齢を重ね、若い男に振り回される40女をどのように演じるのか、そこが楽しみだったのだが最後まで宮沢りえには映画の中でさえ「きれいな人」というラベルが貼られたままで、女の惨めさや、切なさ、葛藤、そのような人間的なものが一切感じられなかった。わざわざ若い女(そもそも、この女優も若さが中途半端でよくない)に「きれいな人」と言わせたり。宣伝コピ-にある通り、宮沢りえをあくまでも「美しい女」として見せたい映画なのかもしれないが、実際彼女の容姿は年を重ねてやつれ感もあるわけで、年相応のリアル感も取り入れるべきだった。大体、40過ぎた女がちょっと年寄りに言い寄られそうになったからって、いちいちビクビクしてるのもうっとおしい。若い娘じゃあるまいし、普通はもっと上手にかわすだろう。リカと光太が関係を持つシ-ンも唐突過ぎて、視聴者には疑問しか残らない。これはどうしてもテレビの原田ともよの方に軍配が上がる。最後、若い男に拒絶され、リカが自虐的に嘆くシ-ンは外せないと思うのだが、映画にはないし。別れ方が「おしまいだね」なんて妙にあっさりしていて、見ている方はつまらない。ただ、原作にはない銀行内の人間模様を描いたのはよかったと思う。どうせなら、顧客宅で上司の前で不祥事がばれそうになってドキドキする場面は緊迫感が出るので、取り入れた方がよかったのにな。光太に関しては、ドラマの俳優さんよりは池松君の方が演技力も高くいい。二人がホテルで思い切りはしゃぐ場面は楽しそうでとてもよかった。しかしこれはテレビでもそうだが、初めの方で光太が必死に食事代を自分で払おうとするシ-ンを入れておかないと、だんだんリカにお金を払わせて平気になっていく姿との対比が生きてこない。小林聡美の存在で、かろうじて映画が引き締まったという感じ(あのお局感、さすがうまい)。結局、宮沢りえのための映画でしかないような印象だ。 紙の月 DVD スタンダード・エディション 関連情報

角田光代 対岸の彼女 (文春文庫)

ごくごく平凡な主婦・小夜子。彼女が少しずつ成長していくところがいい。よく、女の社会は陰険で女の友情など無いなどという人もいるが、そうでもないと思う。この本はそこらへんをよく書いてくれていると思う。女の友情って、繊細に、きめ細かく、確かに存在するんだ。 対岸の彼女 (文春文庫) 関連情報

角田光代 ハッピー トライアングル 三角 フラッグ イベント 誕生日 お祝い パーティ 二次会 盛り上げ 演出に (おしゃれデザイン(布製)パープル系)

息子の4歳の誕生日を華やかにと購入。あまりに可愛らしいので、そのまま子供部屋に飾っていますが、布製なので安っぽくもなく、お部屋に馴染んで、子供も母親の私も気に入っています。 ハッピー トライアングル 三角 フラッグ イベント 誕生日 お祝い パーティ 二次会 盛り上げ 演出に (おしゃれデザイン(布製)パープル系) 関連情報

角田光代 紙の月 (ハルキ文庫)

良かった点としては、光太が「若い」というだけで特別な魅力もない、ごく普通の若造だって事。これが逆に何か特別な魅力があったりすると、リアリティが何段も下がってしまう。その辺にいくらでも居る若造。それが時として、人生を変えうる黄金の輝きを放つ錯覚に陥るのは、ありそうな話でストンと腹に落ちる。ただどうしても気になってしまう事がある。物語にさほど影響しない登場人物がなんとも邪魔なのだ。唐突に【山田和貴】と話が展開しても、「山田和貴って、えぇっと…」と、気持ちよく本流を読み進めているリズムが分断されてしまう。その山田和貴が欠かせないキーパーソンならまだいい。ただ正直、この登場人物が居なくても本筋に影響は無いのだ。買い物や装う事に依存していく事例を幾つかシンクロさせているのだが、本筋に帰結するならまだしも、サイドストーリーなら一つで十分。無駄に複数シンクロしてると、リズムが狂い正直邪魔。読みやすさやリズムはエンターティメント小説に欠かせない要素だと思っているので、削ぎ落とせるパーツは削ぎ落としてほしかった。 紙の月 (ハルキ文庫) 関連情報

角田光代 ハッピー トライアングル 三角 フラッグ イベント 誕生日 お祝い パーティ 二次会 盛り上げ 演出に

息子の4歳の誕生日を華やかにと購入。あまりに可愛らしいので、そのまま子供部屋に飾っていますが、布製なので安っぽくもなく、お部屋に馴染んで、子供も母親の私も気に入っています。 ハッピー トライアングル 三角 フラッグ イベント 誕生日 お祝い パーティ 二次会 盛り上げ 演出に 関連情報




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