買ッテ来ルゾト勇マシク【最終回音声】1/3
![]() 名人泡介の勝ち組マージャン (徳間文庫) |
若い頃から麻雀にのめり込んでいましたので、過去にかなりの数の麻雀に関する書籍を読みました。これこそ習うより慣れろ、が必要です。まして対局の相手の技量によって相当打ち手が左右されるのが麻雀ですので、本書が読み物であるとしても、指南書という意味で参考になる場合とそうでない場合があって、これを読んだから強くなると言ったものではありません。
描かれている登場人物の牌の切り方から性格が伺えたり、面白いエピソードを楽しむ、といった趣が強いでしょうね。 セオリーはありますし、技量の差は確かにでるわけですが、運やツキにもかなり左右されますので、本書で上手くいった展開を誌面で披露されても、そうですかとしか言いようのないのもまた麻雀なのです。牌の流れはいかようにもなりますので。 福地泡介の文章は平易で、漫画同様面白い内容ですからスラスラと読めるでしょう。各項ともその情景が分かるような牌パイや途中のツモの状況や経過が書かれていますので、一定の臨場感は伝わります。何の牌を切った後、こうなった、という話が多いわけですが、このあたりは技量ではなく、ツキの話ですから面白くはなかったですね。暇つぶしにはいいでしょうし、比較的堅実な役作りを目指す打ち手ですから、セオリーの確認にはなりました。 |
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