シンフォニー~ライヴ・イン・ウィーン [DVD]
曲目は「シンフォニー」のアルバムが中心ですが、聖堂の厳かな雰囲気とサラの歌声がベストマッチ!
美しいゴシック様式に映える伸びやかな声。クラシックと現代ポップスがうまく融合してとても感動できるライヴになっています。
アレッサンドロ・サフィーナもステキ!これをきっかけにクラシックを聴いてみようかなと思う人もいるはず。何度観ても飽きません。
ベートーヴェン:交響曲第9番
指揮者もオケも独唱者たちも、えらく気合いの入った名演です。と言っても、奇をてらった癖のある演奏では決してありません。第九本来の音を内側から凄まじいエネルギーで再現した、という感じです。第1楽章のチェロの入りから、ただならぬ気配を感じ取れます。カラヤンのようなよそよそしさもありませんし、ベームのような「物足りなさ」もありません。フルトヴェングラーの1951年バイロイト盤とともに永遠の名盤でしょう。
エメリッヒ・カールマン「マリッツァ伯爵令嬢」 [DVD]
カールマンというと最近日本でも上演の多い「チャルダッシュの女王」が有名だが、かつてはこの「マリツァ伯爵令嬢」(夫人の訳もあり)が代表作とみなされていた。事実、美しいメロディが次から次へと出てくる豊穣さでは全く見劣りがしない。当時すでに一流のワーグナー歌手と目されていたルネ・コロがふんだんに名唱を聞かせ、相手役エルツェベルト・ハジも幅の広い歌唱力でこれに応える。ベンノ・クッシェらの脇がまた最高にユーモラスで楽しい。
ユニテル・オペレッタ・シリーズとしは珍しくオーストリア中心の製作で、こころなしかタッチも柔らかい。解説でも触れられているが、カールマンは標準ドイツ語よりハンガリー訛りのドイツ語のほうが似合うのかも知れない。映像的には大規模なハンガリーロケでたっぷりと田園風景や民族衣裳、踊りが楽しめる。ゆったりした部分と激しい部分のコントラストも鮮やかで「うっとり」「うきうき」を交互に堪能できる充実した2時間だ。
ディズニー カーズ トミカ コースに変身!マックィーン
カーズが大好きな、もうすぐ3歳になる息子に購入しました。カーズのおもちゃならなんでも喜んだと思いますが、喜んで遊んでいます。飾りのシールは購入者が貼るので、大量のシール貼りに苦戦しましたが、貼り終えたらかっこよくなったのでヨシかな・・・
ただの車ではなく、シューターでミニカーを飛ばすこともできるので、長く遊んでくれるといいなと思います。
6歳のお姉ちゃんとミニカーを飛ばして遊んでいます。
イマイチな点は、変身前の状態で遊ぶとき、体重をかけて走らせるせいかキィーキィー音がすること。あとは、標識など小さなパーツがたくさんありますが、付けづらいものもあることです。息子はパーツなしでも満足なので付けずに遊ぶことが多いですが。
全体的には満足で、アマゾンではお買い得な値段で購入できてよかったです。
隷属への道 ハイエク全集 I-別巻 【新装版】
シカゴ学派であるハイエクが自由主義に基づいて、社会主義・集産主義・官僚主義が政治経済的に非効率であり、国民を苦しめるかを説明したものだ。
現在の世界をみるとわかるように、社会主義国であるロシア、中国、北朝鮮などでは自由な市場経済が構築しておらず、多くの国民が貧しい生活を強いられている。
一方、民主主義をとっている日本は戦後、経済が発展し世界第2位の経済大国となった。そこでは市場経済が発展し、競争が芽生え多くのイノベーションが生まれ、生活が豊かになった。
しかし、現在の日本では、厚生労働省が管轄している年金の破綻や全国の保育所数の不足、総務省の電波の規制、他にも企業買収の規制などなど、多くの規制が存在しており、それが市場における自由な物やアイデアの交換を大きく妨げている。確かに、規制が全く存在していないと悪いことを考える人々が利益を享受するようになるので、ある程度の規制は必要であるかもしれない。だが、一段階の論理で考えている規制というのは、社会主義でなされる統制と隷属であり、百害あって一利無しである。
ここ6年ほどで日本の総理大臣は5人変わっており、リーダーとしての統率力、決断力、思考力もない。この本の序文では「邪悪を生み出すのは権力の座にある「善い」人々である。反対に、善い結果を生み出すのは、権力は持っていないが、隣人と自発的な協同のため活動ができる「普通の」人々だ。」と述べられている。トップに立つもの、国民の代表とする物たちが、善い国に形作ろうとすればするほど、ものの見事に崩れていってしまうのだ。
国民に対して、市場経済の中において、完璧にリスクを防ごうとしてしまうと、新しい物は何一つ生まれてこない。P292に「個人の自主独立や自助、個人の責任で進んで危険を置かしていく意志、.....隣人たちと自発的に喜んで協力していく意欲などといった美徳は、.....個人主義的社会が円滑に運営されていくにあたって、根本的に存在しているものだ。」と述べている。多少のリスクは恐れず、新たな境地に足を踏み入れて行く、人間の探究心を何よりも尊重することが大事である。その探究心と、同志が協力しあい、自由な競争が経済が発展していく基本的な原動力であると考える。