ゴールデン☆ベスト
レビューに「無頼派詩人」とある。たしかに、若いころから「破滅型」のような印象を持っていたが、歌は好きだった。秋田弁で強烈な個性だ。最後にコンサートに行ったが10年ぐらい前か。最近、各社合同でミュージシャン別「ベスト・アルバム」が出ていると知り、まず、友川かずきを買った。1975年から2003年の新作まで全18曲。久しぶりに聴いたが、やはりいい。血が出てくるような歌い方。秋田弁がまたいい。代表曲「生きていると言ってみろ」他、「ワルツ」「汚れちまった悲しみに」、ちあきなおみに捧ぐという新しい曲「夜へ急ぐ人」など友川かずきは健在だった。とてもマイナーな歌手かもしれないが、是非、聴いて見てください。90年代、ほとんど若い日本人の音楽を聴かなかった。しかし、森山直太郎や平原綾香などをはじめ、面白いと感じられる人がでてきて聴きはじめているが、60年代、70年代のフォークなどがリメークされていることなど、フォークといまの新しい音楽が近づいているように感じられる。その共通項は「詞」だと思う。言葉を大切にする、日本語を大切にする、だから、言葉が耳に残る。嬉しい傾向だ。だから、友川かずきはいまどうしているかと気になったのだろう。他にも沢山いる。昨夜、連れ合いと一緒に聴き、感動した。若い人も、そうでもない人も聴いてみてはいかがでしょうか。
最新 頭痛 耳鳴り めまい 難聴を治す本―国際頭痛学会で注目の治療法、教えます。
耳鳴りに悩んでいる私にとって、何か期待しすぎていたのかもしれない。
自分で原因を探る、あるいは判断する材料が欲しいという方はきっとがっかりするだろう。
たしかに本書の著者は頭痛や耳鳴りの原因の可能性を1つ増やしてくれたのかもしれない。
しかしあまり一般的になっていない現状では著者やその周囲の医師に診察してもらう以外に、その原因究明はできない。
本書を読んでできることはかろうじて、「標準体重に戻すこと」というありふれたことだけである。あとは実際に診察してもらわなければ何も進展しない。
お金をかけ、時間をかけてでもなんとかしたいとお悩みの方は一度読んで頂くのがよいだろう。それでも100%の治癒を期待してはいけない。(おそらく本書を読む方は治癒する時間を過ぎてしまっているだろうから)
ゴールデン☆ベスト 宇崎竜童&RUコネクションwith井上堯之
やっと、見つけた! 1980年のNHK大河ドラマ「獅子の時代」の主題歌OUR HISTORY AGAINが収録されているCDを!
長いこと探していたのだが、通信カラオケにも収録されていない、かなりレアな歌であり曲である。
「宇崎竜童」でさがしても、「ダウンタウン・ブギウギバンド」で探しても、「獅子の時代」で探しても、なかなかこの曲の収録されているCDを見つけることができなかったが、あるきっかけからやっと探すことができた。
およそ、二十年来心の片隅で願っていたことが叶ったのであるから、まさに念願が叶ったのだと言えよう。
かっこいい。また、熱いメッセージにうるうるっときた。
収録されているそのたの曲も、歌詞の世界、竜童さんの深みのある歌声、味わい深さに満ちている。
また、甘いラブソングとは違う、オトナの雰囲気の歌が多く納められた
ナイスなアルバムである。
元気と勇気が湧いてくる一枚だ。
カムイの剣 [DVD]
本来もっと評価されてもおかしくない作品だと思いますが現在では殆ど語られる事の無いカムイの剣、忍者映画という古典的で地味な設定がSFアニメ全盛の時代に埋没してしまった不運は否めません。
しかし作画のレベルは今見ても一級品でこの時代から今のアニメーターはレベルアップしているのだろうか?っと疑問を感じる程に「絵力」があります、特に最後の殺陣のシーンは圧巻で短いながらも緊張感と躍動感に溢れた素晴らしい演出ですね、勝手にアニメ界最高の決闘だと思っています。
ラストをやたらと長く引きずる昨今のハリウッド映画にも少しは参考にして欲しいくらいです。
やや話の舞台やスケールが大きく成り過ぎて焦点がボヤけてしまった感もあるのですが日本の若者が世界を股に掛けて大暴れなんて痛快でいいじゃないですか!!
坂本冬美25周年ベストアルバム
坂本冬美のデビュー25周年を記念して製作されたアルバムです。一旦は歌手を休業するところまで追い込まれての復活劇ですが、実に見事なものだと拍手を送りたいと思います。
全16曲74分を聴き通しましたが、いい意味で年輪を重ね、歌手の幅も広がっているのを感じました。
最新作「桜の如く」は軽快なサウンドの中に演歌の王道のメロディが詰まっていました。これもヒットすれば良いですね。
名曲「夜桜お七」の近年のヴァージョンは、オリジナルと少し雰囲気に違いがありますが、しっとり感があって、また心に迫ってきます。歌のうまさには定評がありますし、何回も繰り返し聴きたくなる歌だからこそ、このように代表曲として残っていくのでしょう。
大ヒットした「また君に恋してる」のサビの箇所でも伝わってくるように、悲しく切ない歌を歌わせれば絶品だと改めて感じました。歌いあげる表現力には定評がありますが、演歌のジャンルを超えてフォークやポップスを歌わせてもその巧さは全く崩れませんし、違和感なく心に届きます。松井五郎の紡いだ歌詞の一言一言を丁寧にしっとりと歌っています。こぶしを押さえながら、サビも歌い上げるのではなく、森正明の曲の美しさを慈しむように表現する歌唱力がリスナーを魅了しています。
歌詞の情景が浮かぶような歌唱力、切なさを秘めた声の魅力、心の奥深いところに届く表現力。ベストセラーになる理由が揃ったようです。
「アジアの海賊」はカッコイイ曲で、男前の曲です。琴、小堤、三味線と尺八をバックに中村あゆみが表現したかったロックの世界を見事な歌唱力で、伸びやかに大らかに大胆に歌いきっています。彼女の実力をもってして、日本のみならずアジアの国々にその魅力を轟かせて欲しいと願っています。♪追い風吹けば波に乗れ♪で、♪ノッタ ノッタ ソイヤ ソイヤ 宝島へと 舟を出せ♪という状況でしょう。