コミックボンボンで連載されていた王ドロボウJINGの新装版。コミック1巻と同じ内容ですが、多々のおまけがあります。
カラーのページは特に良いですね。それから初期設定。熊倉裕一でも、試行をするという人間らしい面が見られるのでいいと思います。
ありとあらゆる臓器が売られる街、ラスティネイルにやって来たジン&キール、目指すお宝は『神ののうみそ』。ところが首魁(ブラディシーザー)がジン&キールの前に立ちはだかる!この男、やたらしつこく追い回してくる、まるでターミネーターみたいな奴で・・・ 今回は医療がテーマになっているだけあって、ストーリー性もかなり深刻の模様。読む度にいろんな感想が持てる、『KING~』の奥深さを思い知らされる作品です。
王ドロボウのジンと相棒のキールが今度は何と雲の上で大暴れする「JING on air」編。ジンは「ファジーネーブル」に行くための地図を手に入れる。だが、謎の通称・盗電団の頭領、キルシュが地図をこっちにわたすように要求してくるが、ジンはキルシュよりもさきに「ファジーネーブル」へ向かい、キルシュも後を追ってくる。ついた雲の上は電気でいっぱいだった。そう、「ファジーネーブル」には重力を忌み嫌った人々が電気を独占していたのだった。・・・ 今回はどことなく宗教にからんだお話だが、さすがに「JING」だけあって実にオシャレに、そしてクールに描いている。自分たちの価値観にとらわれて生命さえかえりみない人々たちの人生が哀しく描かれている。
第3巻からの続きから始まるJINGも、いよいよ後半戦。ここまでは原作に忠実に進んできていますが、ここから先はどうなることやら。各巻についている映像特典がお気に入りです。
この『王ドロボウJING』ほど質の高いアニメを、私は見たことがありません。 主人公の少年・ジンは、相棒の鳥・キールと共に、さまざまな都市で『王ドロボウ』として活躍します。DVD第1巻の1話・2話では、ドロボウばかりが集まった都と、幽霊船がそれぞれ舞台になっています。 相棒との合体技『キールロワイアル』や隠し武器などを使いこなす、派手な戦闘シーンは言うまでもなく、背後にある不思議で広大な世界観からも目が離せません。 また、ウィットに富んだセリフの応酬も大きな聴きどころ。 魅力たっぷりのJINGの世界に、夢中になる方も多いのではないでしょうか?
|