まず特筆すべきは、このお値段でこれだけの著名楽曲が楽しめるということです。
演奏している楽団も著名な楽団ばかりで、オムニバスとはいえ寄せ集めの感じはしません。
クラシックといえば難しいイメージがあったりするかも知れませんが、
初心者でもそんなに垣根を感じることがないような選曲がされているのではないでしょうか。
そういった意味からも本作品は秀作であり、かつお得なタイトルであると思います。
ワーグナー「ワルキューレの騎行」
ロッシーニ「ウィリアム・テル」
ヴィヴァルディ「四季」
ベートーベン「エリーゼのために」
スメタナ「モルダウ」
サティ「ジュ・トゥ・ヴ」
メンデルスゾーン「ノクターン」
などなど、他にも一度は聴いたことがあるであろう楽曲がズラリ。
「ドラマで聴いた」「CMで聴いた」「ゲームの中で聴いた」なんていうものも数多くあるはず・・・。
聴きたかったけど曲名がわからなくて聴けなかった、というものもあるかも知れませんよ。
全6枚、それぞれのディスクがそれぞれの雰囲気を持っています。
聴き散らかすのではなく、1枚1枚じっくり聴いて頂くことでより深みが増すことでしょう。
心に残る音楽が壊滅状態にある昨今、
時にはクラシックを聴いてヒーリング気分を体験されてみてはいかがでしょうか。
コテコテのシフラ節が体感できるCDです。
私は、このシフラ節がたまらなく好きです。
やはりシフラは、天才的です。
豪快な演奏をお求めの方には、おすすめです。
今日ピアノ音楽界で有名な一曲、リストのラ・カンパネラ。内容はかなり難しい内容なのになぜか聞く者に強烈な印象を与える。リスト好きもカンパネラ好きにもお薦めできるアルバムである。11人ともどれも卓越していて甲乙つけ難い。でも色々な個性のある演奏が楽しめることができる。コーダの部分一つ見ても十人十色、大きく分けてリスト自身のものと、ブゾーニ編曲版のがある。併録に珍しいクライスラー版の鐘も入っている。そして原曲のパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番、少し短縮しているところが欠点だが他の演奏よりも鐘のイメージを強く出そうとする感じが表われている。
20世紀にリストが生きていたら、彼に匹敵する演奏家はシフラ以外にいないだろう。
事故死した息子の指揮による伝説の共演。ヴィルティオーゾの芸を骨の髄まで尽くします。
豪腕でけたたましい打鍵、超絶技巧の派手な演出。
実際、リストもこのような誇示的なパフォーマンスを聴衆に見せびらかしていたのかもしれない。曲のフィナーレに近づくにつれ、爆発的いや超メカニカル的な真価本領を発揮する。尽くしに尽くし得るだけ尽くした、力漲る最高の演奏。彼のハンガリー狂詩曲や超絶技巧練習曲に
比べれば、更に圧倒される位のオーケストラとの掛け合いも見物である。
このCDの2枚目にはショパンエチュードが入っているのですがやはりところどころにシフラ節がみられます… 個人的におもしろいと思うのは怒涛の10-4、左手全開の10-12、激しい大海原を連想させる25-12なんですが、他のエチュードも一聴してみる価値があると思います…25-11あたりは微妙なんですが…
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