出ると聞いたときから楽しみにしてた。表紙の画像が出たときには、当時のマガジンの表紙に似せたそのデザインにうっとり。実物はちゃんとマガジンのサイズでもう最高ですよ。 カラーも完全再現。すばらしい。 デジタル処理してるらしいので、完全復刻に向けて準備は着々と言うとこでしょうか。 リム出版の完全復刻版と、扶桑社文庫のを持ってるけど、今また完全復刻版を出してくれるならもちろん買いますよ。カラーページ完全再現希望。
で、ここまでやっときながら「決闘」が載った別冊少年マガジン1964年秋季号の表紙が収録されてないのはなぜ?
収録作品は下記の通り。
光線兵器レーザー 週刊少年マガジン 1963年(昭和38年)40号〜47号
超人サイバー 週刊少年マガジン 1963年(昭和38年)48号〜52号、1964年(昭和39年)1号〜2号
人間ミサイル 週刊少年マガジン 1964年(昭和39年)3・4合併号〜11号
本編のみで短編等の追加はなしです。
ちょうどテレビで始まる時期からの作品で、1巻収録分と比べると絵が完成されてる印象があります。
最近映画で「8マン」を見まして、確かこんなんじゃなかったよな、と思いまして、昔懐かしいサンデーコミックスを購入して読み始めました。本当によくできた作品だと改めて感じました。時代を超えた名作ですね。何十年ぶりに読んだわけですし、当時と今とでは科学技術も国際情勢も相当な違いがあるはずなのですが、読めますね。8マンをご存知の方にこそ読んでほしいと思います。
平井和正氏原作の「エイトマン」も「ビフォー/アフター」の小説リメイクと
実写&アニメのリメイクがありましたが、思ったほどヒットせず・・・。
今回、3度目の復活は、平井&鷹氏による原作から新プロットでのリメイク!
主人公「東(あずま)」が「東(ひがし)」少年として復活するあたりが、今風で、
「ネオ」の呼び名がぴったりはまった大傑作です。
平井和正著『サイボーグブルース』が「エイトマン」の原型であることは、
ファンの間では有名であるが、まさにその原作がよみがえるような、小説的コミックで
昔ながらのファンとしても、完全に公認できる素晴らしい作品です。
ぜひ、10巻以上の長編を目指して続いて欲しいです。
収録作品は下記の通り。
魔人コズマ 週刊少年マガジン 1964年(昭和39年)48号〜1965年(昭和40年)12号
魔人コズマ・オリジナル版最終回 週刊少年マガジン 1965年(昭和40年)13号
魔人コズマ・リライト版最終回 「8マン完全復刻版」リム出版 1990年(平成2年)発行
殺し屋イライジャ 週刊少年マガジン 1966年(昭和41年)2号
シャドウボクサー 週刊少年マガジン 1966年(昭和41年)6号
復讐鬼ゴースト 別冊少年マガジン 1966年(昭和41年)春号
完全版全5巻。
二種類の最終話を収録して、ほんとに完全版です。
欲を言えば、カラー扉はカラーで欲しかったけど、それは別の形で手に入ってるからいいか。
それよりも、全巻購入特典の「完全保存版8マン読本」がお値打ちです。
今はなき『奇想天外』1976年8月号に掲載されたウルフランドの平井和正による8マン解説と、小説版「魔人コズマ最終回」の再録。
ノンノベルの『狼の世界』に収録されていますが、それも今は手に入りません。
『奇想天外』に掲載されたものを縮小して載せてあるようで、文字が小さめですが、老眼でも問題なく読めます。
また、平井和正の他に桑田二郎(現在のものなのであえてこう書く)と、元TCJの鷺巣康正さんのインタビューが載っています。
最近ウェブ上で8マンはアニメ化を目指して講談社が企画したというような記述を見かけることがありますが、
少年マガジンでこれまでにない新しいロボット漫画として企画され、連載開始早々にしてテレビ化の話が持ち上がったというのが正しい順番です。
最近の丸くなった平井さんは見逃してくれるかもしれませんが、昔の平井さんなら許してもらえませんよ。
その点に関する当事者の証言がきちんと載っているという点でも貴重です。
全巻そろえて、ぜひ全巻購入特典を手に入れてください。
本にハサミを入れなくてももらえます。
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