結婚して家庭を築くことだけが幸せぢゃない。 男は一人の女にとらわれて生きるだけが人生ぢゃない。 しかし、心底、惚れ抜いた女なら人生を投げ出してもいいんぢゃないか? そんな事を考えたくなる。 この映画で、私の結婚観は大きく変わりました。 戦前から戦後の時代をうまく描写してあり、だんだんと永井荷風の世界に引き込まれていきます。ただ、英語字幕にある翻訳の表現が、今ひとつ。
本編マスターが気になったので
メーカーに問い合わせてみましたが、
「ジェネオンがDVDリリース時に作った
デジタル・ニューマスターにグレインを加えたもの」とのこと。
DVD版と同一マスターということは、飛躍的に
クオリティが向上しているのかどうかは微妙なところです。
ためしに「マルサの女」単品の購入を考えていますが
DVDとあまり変わらないようだったら、BOXの購入は
見送ろうと思います。
「野生動物が少しぐらい減っても人間は生きられるのに」という疑問を持っていたら、この本をぜひ読むべきだ。本書は、映画「旭山動物園物語」を撮ったマキノ雅彦監督こと津川雅彦さんと、映画の主人公である旭山動物園園長の小菅正夫さんとの対談がメインになっている。津川さんは、映画を撮るにあたってかなり動物園関係者に取材しているというだけあって、深い話になっている。いちばん印象に残っているのは、「野生動物は異端を認めないけれども、人間は異端を認めることができる」「弱者を思いやるのは人間にしかない能力である」という下り。二人の会話から、環境のために大切なのは「多様性」なのだとわかる。いろんな種の生物が生きていられる環境が、いちばん強いという。旭山動物園で「多様性」の大切さを教えるときに牛乳パックを使ったデモンストレーションをやるそうだが、これが目から鱗! 家でも学校でも子供に見せられる方法なので役立つ。前書きには、小菅園長本人の環境に関する解説がわかりやすく書かれているし、対談ではチンパンジーから学ぶ子育て法や、子供を動物好きにする方法なども紹介されていて、小さな子供をもつ親にはとても参考になる好著だ。
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