震災があってから、社会人として真剣に経済的なことを考えるようになり
本書でお金の知識を高めようと考えたのですが、ちょっと消化不良になりました。
好奇心はふくらんだのですが、それと同様に、著者さんの主張の根拠をどんどん突き詰めたくなってきますね。
個人的には、通過のことについて考えるのであればコレ
あなたはお金のしくみにこうして騙されている (5次元文庫)
文章でしっかりと想いを伝えるのであればコレ
たった一晩で正しく・美しく・売れる文章を書く方法 プロ・ライターの奥義伝承マニュアル [DVD]
それぞれヒットした作品があっただけに残念でした。ただ、モノの見方を広げるという意味では、すごく参考になりました。
ありがとうございます。
2011年前半にもアメリカはデフォルト宣言をすると、副島氏は語る。そうなったら、米国債等を大量に保有する、本書に実名で挙げられている金融機関も含めて、日本は、ただでは済まない事になる。ドル安は進み、ドルのデノミの可能性も氏は指摘している。
日本が今までアメリカに貢いだ金は、800兆円から1000兆円、そのほとんどが返って来ない事になる。日本に残る金は800兆円あまりしかない。さらに今でも、毎年、日本人が汗水垂らして稼いだお金の半分が、米国に流れているという。中国は長期米国債を処分しつつあるが、その肩代わりを日本はさせられている。
そして官僚達が考えている事は、ひたすら、民に対する増税である。徴収した金の半分は、公務員への給料で消える。財政政策と言いながら、その実、景気には効果のない金融政策を未だに行っている。これらの事実を民が明確に認識したならば、暴動が起こるだろう。しかしTVや新聞は情報統制されているので、多くの人達は知らないままだ。
円高を憂い、中国への恐怖を語り、日米同盟を重要と思う、大多数の日本人に対して、氏は目を覚ませと叱咤している。中国への輸出額は19%であり、米国の16%をとうに超えている。1人民元=30円の時代がやがて来るという。この他に、氏は、金の長期保有と巻末にある推奨株の保有を勧めている。
海洋国が覇権を握っていた時代から、中国、ロシアといったユーラシア中心部への覇権の移動が、再び進んでいるという。このような大局観を持っているかどうかは、未来を見通すにあたって大事である。
到来する大破局において、すべての日本人が、ある程度の、損害をこうむるのは避け難いようだ。死人も出るかもしれない。体制も崩壊するかもしれない。しかしその中から、敗戦後のように、日本が再興する事を期待したい。日本人には未だその力があるはずだ。
相場の展望、チャートの読み方をわかりやすくシンプルに講義 しているので初心者にはおすすめ。
当たるかどうかはわかりません。著者も神様ではありませんから。それをご理解の上購入し、相場での目安としてプライスを利用される分には問題ないと思います。実際に参加される際にはストップロスを忘れずに。著者は神様ではありませんから
円ドル相場の歴史を日米の政治・経済関係からフォローした大著。 2004年までを扱っているが、いわば歴史事典的にも使えるので、 為替専門の研究者にとっても得難い存在といえよう。
こうした著作につきものの、高価格という点を著者に責めを負わせる のは酷というものだが、もう少し入手しやすい価格であれば、せっかくの 著者の長年の労苦が幅広い層にシェアできて良かったのにと思う。
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