一通り聴いてみて、大きなインパクトを残す楽曲は少ないけど、粒揃いでとても馴染みやすく、スーッと耳に入ってきました。 シンガーソングライターである彼女の作るメロディ(一部共作アリ)でセンスが光り、なおかつクセの少ない歌声がそれらにとてもマッチしているように思います。
4つ打ちのリズムにマイナーコードが乗るセツナ系から、軽やかなバンドサウンドの曲など、 全体的には、万人受けの良さそうなポップスといった感じ。 歌詞においても『to You』のタイトル通り、恋人や片想い中の異性、友達、あるいは見知らぬ誰かに、 時に呼び掛け、寄り添い、背中を押すような、メッセージ性の強い曲に仕上がっています。 普段の日常にありそうな風景の描写も、馴染みやすさの要因かも知れません。 恋愛中の女性特有の感情を歌ったモノも多いので、女性リスナーならより共感しやすい内容なのでは?
特筆すべきは、ミディアムテンポやバラードの曲でしょうか。 比較的言葉数の多い曲の中で、一つ一つの言葉を噛み締めるように紡がれる『まだ…』や『HOME』がまた秀逸で、思わず聴き入ってしまいます。
有線でよく流れていて、何となく耳に留まっていた曽根由希江さんの曲。 これまではレンタルで済ませていましたが、先行シングルをカップリングまで全曲網羅してくれるのが嬉しいです。 ただ、買い揃えてきたファンの方にとっては……ちょっと複雑なところかもですね。苦笑 収録内容自体は良質ですので、もっと多くの方々に手に取って貰いたいと思う、そんな一枚です。
曽根由希江(そね・ゆきえ)さんの楽曲の良い所は何気ない普段のありきたりの事を題材にして語り伝える所にあると思います。
タイトル曲“HOME”、「おかえり」、「ただいま」普通の家庭なら普通に交わされる会話でゆっくりと始まるこの楽曲、でも、本当に傷ついた時、凹んだ時も優しく包みこんでくれるそんな場所であって欲しいこの場所を、喜びも悲しみもしっかりと受け止めて次の日に続ける場所であって欲しい“HOME”と言う、この温もりが存在する帰る場所であって欲しい、また、守って欲しいことを切々と訴えているかのような優しい感じの楽曲です。
“会いたい”は離れて生活をしていた愛しい人の帰郷を待ちわびる恋人、でも、もうすぐ会えるそんな浮き浮きした心躍る気持ちを綴った曲です。
ミディアムテンポの流れが会いたくて会いたくて心が貼りさせそうな心持を良く捉えています。
そして“ギンモクセイ〜弾き語りversion”は曽根由希江さんのデビューシングルの弾き語り版、ゆっくりとした曲調が愛しい人への思いの切なさを更に増幅して心に沁み込んでいきます。
全体的に地味な感じを受けがちな彼女の歌ですが、でも考えさせられる芯のしっかりした楽曲集です。
愛しい人を失ってしまう女性の悲しい気持ちを歌っています。
特に”幻”は名前のとおり幻想的な雰囲気の曲で、ピアノの旋律と調和した透明な感じの歌声が素晴らしいです。
自分は男性ですが、歌詞の一連の意味を見ても、サビなど一部だけを見ても、あるいは歌詞の意味を考えずに聞いても、これはいい曲です。
悲しみを知る人の精一杯の優しさに癒される心地がします。
何年か前に昼ドラマの主題歌として偶然耳にし、ドラマには興味なかったのに思わず購入しました。
ジャケット裏を見て、色っぽい幽霊のようなドレスの似合う、こんな美人さんが歌っているとは予想外でしたが、その後は余計にいい歌だと思えます。
”幻”で幻想的な物悲しい気分にさせられた後の”おかえりなさい。”は現実的で生きた感情のこもった歌ですが、こちらを聴くと何の物足りなさか、また”幻”を聴きたくなります。
静かな夜に二曲をループで聴いているととても心安らぎます。
「オレンジ」
「オレンジ」はどう聴いても安全地帯です。
玉置さんのソロではない。
刻むようで柔らかいリズムの心地良さと、
玉置浩二のヴォーカルが組み合わってこそ、
安全地帯だなと嬉しくなります。
現役の音だし。
これを待っていました。
「恋の予感」
安全地帯も老けた。
我々もそれは同じで、しょうがないが。。。
オリジナルがやっぱり艶っぽい。
最近の'70ブームいいですねぇ。青春ドラマしかり、CSの影響でしょうか、いい時代になりました。石橋さんなんか、今までアルバムが出てないのにオムニバスで出るわ出るわ。ついにクラウンからベスト盤発売となりました。これもブームが影響しているのかな。 そしてついに「事件狩り」-「夜明けの刑事」-「明日~」-「トミマツ」-「デカちゃん」と繋がりましたねぇ。残るは「鈴木ヒロミツ/何処かで失くしたやさしさを」です。是非お願いしまーす。
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