表紙の背景になっている冬の空色の濃淡が綺麗で、
屋上に立つ柔らかい表情の相葉君のシルエットが
とても際立っています。
相葉君の写真集かと思う様な写真の質感に驚きま
した。10ページに渡る写真は笑顔や穏やかな表情
ばかりです。インタビューが2ページ。
インタビューでは他の雑誌には無い内容の物もいく
つか載っています。
以前、相葉君が実家の犬を抱いた瞬間に犬の心臓が
止まってしまった事があって、その時はペットの犬
は助かったけれど、今まで飼ってきたペット達に「死」
については色々と考えさせられてきたそうです。
メンバーに対する優しさや思いやる気持ちが随所に出
てしまう相葉君らしい出来事や、仕事においても他の
メンバーとは違う捉え方・感じ方をしている部分を掘
り下げた内容だったり、とても興味深い内容でした。
白井さんの演出した舞台は初見でした。
八百屋舞台、装飾の一切ないシンプルな舞台。驚くほどスタイリッシュな演出。あの土臭い戯曲が、こうまで現代に寄り添ってくるとは!!!この演出、好きです。
舞台も衣装も色彩を制限し、スペインの大地を連想させる。
しかも、暗示的な歌の部分を一部省略した以外、台詞の部分は驚くほど戯曲を変えずに使っていました。他の方の書き込みではソニンの頑張りがカキコされていましたが、私の目は森山くんに釘付け。舞台冒頭、彼のフラメンコシーンがあったんですが、彼だから出来る身体表現。良かったです。
レオナルドが花嫁と逃げ、レオナルドが花嫁に向かって言う「この土地のせい、この土のせい、お前の胸と髪から沸き出でる甘い香りのせいだ」の台詞には、う〜ん、スペインだと思わされました。戯曲を読んでいるときは気がつかなかったけれど、ロルカらしい台詞だなと思いました。
様々な束縛から解放されることを試みたレオナルドと花嫁。戯曲を読んだだけでは、私が理解できなかったことが、この舞台でとても率直に伝わってきました。すべての役者が素晴らしくて、ドキドキしました。
~山本耕史さんファンの方、これはオススメです~! 「新選組!」をきっかけに山本さんのファンになった、舞台での山本さんを見たことがない、という方にも是非見ていただきたいです。 役柄などは全く違うのですが、すごく魅力的に演じています。 そして何よりも歌声とダンスが本当に素敵で、ますます魅了してくれますよ!! テレビとはまた違った魅力的な~~一面が見られます! ウルフルズの勢いのある音楽にのせた10人の男たちの歌とダンスは、見ていて元気になれますし、ミュージカルにはちょっと抵抗がある、という方も気軽に楽しく見られると思いますので、是非、オススメします!~
この映画は好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。主人公の北町貫多はどうしようもない若者だし、ストーリーも基本的には いわゆる「非リア充」のルサンチマンに満ちた、自業自得で惨めな生活を描いた淡々としたもので、「リア充」側の人には全く感情移入が できず嫌悪感しか抱けない、という感想があっても全然不思議ではない。 逆に原作はさらに陰鬱で救いの無い物語な為、原作ファンからするとこの映画で描かれている主人公像、一部の青春映画的なシーンや 原作とは大きく異なるラストなどが気に食わない、という感想もあるようで、確かに原作と映画は基本的に別物だと捉えたほうが良いと思う。 しかし、それでもこの映画は自分にとってはとても魅力的で何度でも繰り返し観たくなる大好きな作品となってしまいました。 何よりもとにかく役者陣が全員素晴らしいです。森山未來の、実際に撮影期間中に4畳半で生活したという体当たりの怪演は全映画ファン必見だし 前田敦子は完璧なまでに役にハマっているし、高良健吾・マキタスポーツ他、本当に皆ハマり役だと思います。
興行収入はさほど振るわなかったみたいですが業界からの評価は非常に高く、1月11日現在の段階で キネマ旬報ベストテン第5位、森山未來:キネマ旬報主演男優賞、前田敦子:TAMA映画祭最優秀新進女優賞を受賞しています。
ちなみに原作者の西村賢太氏のこの映画に対するネガティヴな発言が一部で取り上げられ、映画の前評判に悪影響を及ぼしてしまった事が 大変残念でしたが、その大部分は捻じ曲げられた、誇張された情報として拡散されていたように思います。 まず西村氏がこの映画を批判しているという件ですが、少なくとも公開前の段階ではこう発言しています(パンフレットより) 「映画苦役列車が完成した。当初より制作サイドには原作者一切不介入の意思を伝えていたから、試写会場に入った際の私は、どこか 他人事な気持ちであった。(中略)それだけに、試写を見終えての私の驚きは大きかった。他人事のつもりが、やはりいつか原作との勝負視線で 眺めていた。そして瑕瑾はあるものの、その面白さにおいて脱帽せざる得ない箇所が少なくはなかったのである。 信頼を寄せるスタッフ、キャストを集結して創り上げた本作は、一個の落伍者の軽やかな重さを見事に表出していた。」 その後西村氏が一転して映画を批判するようになったのには何か事情があったんでしょうか? もう一つの件「ヒロインは柏木由紀がよかった」という発言によって一部から前田が役を横取りしたなどどイチャモンをつけられましたが、 これも、映画に一切介入しないと明言している立場からの冗談交じりの軽い発言が一人歩きしたもののようで、山下監督も「ぴあ関西版WEB」の インタビューではっきりと、自分が前田敦子が面白いと思いキャスティングした、と発言しています。
要するにこの映画は映画界からの評価も高い作品でありながら余計なネガティヴイメージが先行してしまい一部から敬遠されてしまった嫌いのある 本当に勿体ない作品で、もっと多くの人に観られるべき映画なのは間違いないので、とにかく一度観てもらいたいですね。
追記:映画芸術2012日本映画ベストテン第1位に苦役列車が選ばれましたね。
2006年1月?公開予定の映画のメーキングビデオです。初っぱなから笑え、60分ってこんなに長いって思うくらい思ったよりもたっぷりといろいろな森山君の表情が詰まったビデオです。10代最後の森山君で、現在まだ20才、この撮影からもそんなに日は経っていないと思われますが、内面からどんどん大人になってる現在の森山君からみると、ビデオの彼は見かけ若い印象ですが、内面はとってもしっかりしたまっすぐ全速力で取りかかる人柄がうかがえます。寝不足・疲労で寝ている森山君をみると、眠いよね、しばらく寝かせてあげよう、がんばれと親心。ずっと影ながら応援していきたいです。映画も早くみたい!ダンスシーンの衣装はなぜあんなに変なの?答えは謎のまま、映画を見ないと分からない作りがにくいね!
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