惨めさから這い上がろうともがく、友情とか打算を超えた絆で結ばれた刹那主義者の二人。でも彼らの夢をいつもじゃまするのは、自身の純粋な心とそれが引き寄せたしがらみ。そんな思うままにならないループのなかを、ただ闇雲に走り続けるオサムとアキラの哀しいかっこよさが輝く。
たがをはずしていなければできない、ひりひりするような演技をぶつけ合う主役の二人と、バイプレイヤーたちのゴシックな存在感。そして素晴らしいサウンドトラックの数々。
このドラマに登場する、泥水のなかから沈みゆく夕日を押し戻そうとする人々の生き様は、ユーモラスで愛おしく、今もなおそしてこれからも、あの時と同じようにきらきらと瞬いていくことでしょう。
内容が薄っぺらなで意味不明な.単なるエロ映画としか.取れない。
傷天に特別の想いを持つ人々、何も感じなかった人々、未見の人々。
厨房時代、ブラブラバンバンの部活をescapeした日、偶然TVで本作の再放送(桜貝)を観た時の衝撃は未だに鮮烈に残っている。
70年代、まだアウトローを魅力的に描く事に対して何の躊躇いも無かった時代だからこそ生まれた本作は無数の亜流作品を生み、英語教材からお笑い、AVに至るまで絶大な影響力を保持し続けている。
夢のあるドラマ、モラルを問いかけるドラマ、子供に見せたいドラマ、それもいいだろう。
しかし、あえて僕は未見の人々に言いたい。
「人生の全てがここにあるよ」と。
エリートは見るな。
製作記者会見のときから見たいリストに加えていた作品。元イエローキャブ社長で現サンズ社長の野田義治の半生を遠藤憲一が演じます。記者会見では遠藤憲一が野田義治に似てるだとか共演者が言ってましたが、そんなことはどうでも良く遠藤憲一の本作での存在は極めて大きく起用は大成功だったのではないでしょうか。やはり抜群の知名度を誇るグラビアアイドルが出演しているのが見もの。故・堀江しのぶ役には、セリフがヘロヘロの小阪由佳というのが正直ガッカリだった。同じくヘロヘロ声の浜田翔子もバストが小さいのになぜ主役なんだ?の声も多く聞かれたが、実際に見ると幸が薄い少女が売れっ子になるという設定ではなかなかハマり役だった。鷲巣あやのは、「転生」ではまだ頼りない演技しか出来ていなかったのに本作では常にミュージシャンにこだわりを持つアイドルとしての役割をしっかりこなしていて見ていて安心できる。イメージビデオは全作見ている福永ちなも演技を見る機会はなかったので、上を目指すバラエティータレントとしての演技は貴重だった。セピア調でボヤけた映像も良かったし、全体的に深く考えずに楽しみ見れた。しかし野田義治と村西とおるとの間にこんな親交があったとは意外。
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