航空自衛隊の救難ヘリコプターをテーマにしたアニメの主題歌ですが、
今回の東北関東大震災で活躍しているヘリコプターをTVでみるたびに
頭の中で無限ループします(w
それぞれのメンバーのフーチャリングが最近乏しくてソロ曲が集まったみにアルバムが発売されたのは嬉しい限りです。
曲自体も一つ一つが個性豊かでメンバーの色がよく分かります。
(影山調バラード→遠藤ポップス→きただにブルース、福山ロック)
しかし、その曲はそれぞれのミュージシャンの楽曲といった感じ。一人が担当している曲を自分で作詞作曲(福山氏の場合、作詞は奥さんで作曲編曲は本人)しており、且つコーラスも他のJAMメンバーは参加していない。
なのであまり「JAM名義の楽曲にする意味がほとんどない一枚」といった感想です。一応アルバムなのにあまり曲の流れにまとまりもありませんしね。
この巻の前半、航空救難の後半なのですが、自分も昔空自にお世話に
なっていた経験から言うと、事故原因を主人公とその友人が落雷による
不可抗力と表現していましたが、現実はそういうわけには、行かず
その責任を、気象隊(航空機の安全な飛行を守る為日夜、気象観測と予報する部隊)が責任を追及されているはずです。
この部分だけは、自分の経験からアニメで表現されていない(真実ではない部分)と考えます。
私はこの作品が好きだからこそ、表現されていない部分にも
こだわってしまいます。
本全体の中のおよそ前半3分の1程度がアニメの設定資料や声優さんのインタビューなどで、後半は航空救難団に関する情報や救難隊所属の方々へのインタビューで占められています。
航空救難団の資料としてみると、素人目から見た感想としては非常に充実していると思います。アニメDVDでも救難団に関する資料や救難隊への方々のインタビューはありましたが、それ以上に充実しています。そういう方面に興味がある方にはお勧めだと思います。
ただ、アニメとしての『よみがえる空』に関するガイドブックとしては個人的に少々物足りない感じ。そういうわけで星は4つ。
第5話「必要なこと」、第6話「Bright Side of Life(前編)」
を収録。
第5話は一宏がホバリング訓練中メディックの指示通り機を動かせず、
先輩パイロットから叱責を受けているのを見かねた本郷三佐が、
彼にメディックの訓練参加するよう命じたエピソード。
着任早々の救難任務、恋人との交流と来て、
救難隊の日常的な場面が描かれています。
メディックとの合同訓練場面では、また久保曹長がベテランの魅力を
出しています。
第6話はイーグルドライバーだった本郷三佐の過去と、実家に帰省した
一宏が中心に描かれています。
この6話から7話にかけるイーグルドライバーに未練を持つ一宏の
多少の心情の変化がポイントになっています。
シリーズの半ばと来て、ストーリーの動かし方が一宏の心情と
自然に連動していて、ムラのない物語作りを感じます。
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