こんな素晴らしい作品を見ずして2007年を終えようとしてました。 アダムサンドラー?どうせ家族向けの子供が喜ぶようなストーリでしょ? と高をくくって今までレンタルしても見ないというひどい仕打ちをしてました。
ところがなんとなく見始め、前半のお決まりのコメディーを堪能しつつ後半の ドラマ部分に差し掛かると自然と涙が溢れ、とまらなくなってしまいました。
身勝手な主人公の行動で台無しにしてしまった人生。後になって気づく大事なこと は本当に多いと思います。これからの自分を見ているようで途中は本当に胸が いたくなりました。少し啓蒙過ぎるところもあるかもしれませんが大事なものに 気づけなくなるたびに見たい映画だと思いました。
ってのは大袈裟ですか。 しかし一概にそうとは言えません。 これ、本当に良いんですよ。 アダムサンドラーだからって敬遠しないでくださいな。 向こうのコメディアンはどうも好きになれない私ですが彼は別格らしいですよ。 笑わすだけじゃないですからね。いまいち日本じゃ人気ないのかな…? 本国では大人気のようで一安心です。
これ見ないと損するって私は素で言えますね。
もともとの購入目的が正統ジゴロを演じたオデッド・フェール(「ハムナプトラ」で顔に刺青していた黒服戦士)にあるので、★5つをつける勇気はありませんが、いい作品ですよ。 私は笑えるというよりけっこうマジに見入ってしまいました。男性と女性の感じ方の違いがテーマじゃないかなあと。デュースはダメ男だけど、女性を喜ばせる術(セラピストみたいな役割?)を持っていたんですね。彼に愛された彼女はとっても幸せになれるんじゃないかという気がしました。
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