競輪の戦略なんてほとんど知らなかったけど、それでも十分に面白さが伝わってきた。 7章それぞれ異なる視点で書かれていて、どれも面白い。 特に綾部光博のエピソードにグッときた。
欠点を上げるとすれば、登場人物がケタ違いに多いこと。しかも読みにくい名前ばかり・・・ あと、最後の結末。レースの結果を書かなかったのはまだ理解できるけど、全選手を勝たそうとしているようで、相当無理なレース展開になってると感じた。 物語はすごく綺麗に終わってるだけに、このレース展開だけは残念。
前作のテンポの良さが消え失せていて、結末を消化するためだけに書かれたような感じが否定できません。むろん、「大帝国」でもなんでもないのは言うを俟ちません。
15年前の作品ですが、スペースオペラと名うってこれだけ面白い作品というのはなかなかお目にかかれません。 世界感がしっかりとしていてクラッシャーという設定(本当は宇宙開拓屋さんだが、実際は何でも屋さん)がいいですし、ストーリーにもひねりが入っていて質の高い作品だと思います。 劇場版のOP曲も交響曲!なのでなかなかいけますよ。 OVA版も面白く三本ともおすすめです。 後、劇場版とOVAでは特にアルフィンの顔が変わっています。好みの分かれるところでしょうが、みどころです。 最後に設定資料がついているのがうれしかったです。 これを見て面白いと思った方は小説も読んでみて下さい(手に入りにくいかもしれませんが)面白いですよ。 続編を見てみたいと思うのですが、もう出そうにないのが残念です・・
なくなった太一の形見として競技用自転車をもらった主人公の松尾礼二は、今まで全くやったことがないヒルクライム競技(自転車での山登り)に次第にはまることになる。周りのCPSオーバレーシングチームの仲間たちの力を借りながら、だんだん力をつけることになる。内容としては、才能ある選手(松尾礼二)が初めてヒルクライム競技に取り組んで、自分よりも強いやつ(神音大作)がいるということで、その強いやつと切磋琢磨して同じレースで戦い、勝てるのかということである。
こんなに臨場感のある書き方は出来ないだろう。内容はありがちなものであるが、ヒルクライム競技が好きだということは伝わってくる。
書店で買うのはリスクが大きいと思い、図書館で借りて読んでみた。独特の上から目線が希薄になっていた。QAという事で「ですます調」にした為だろうか?
4章までは良いかなと思っていたが、その後「サプリ」や「筋トレ」「病気」に関する事柄まで出てきたのには驚いた。作者は専門家では無いので、あくまでも浅い初心者レベルの疑問に回答する内容に止めるべきだと思う。それと「やまめ」をかなり推奨しているが、これも本書の趣旨とは違っていると思った。
本書を盲目的に信頼するのではなく、こういった考えもあるという位置づけで読むのであれば問題は無い。
|