すっかり名優の地位を確立したウィレム・デフォーである。パッケージ写真そのままの色彩にタスマニア島の雄大な大自然が沈んで、いやが上にも雰囲気を盛り上げる。 デフォーは、バイオ(兵器)企業の依頼でタスマニアタイガーを探すプロのハンターという設定だが、環境保護派の家族の家に部屋を借りるうちに、企業の冷酷さに嫌気がさして・・・。そこに、第二のハンターが・・・・。 公衆電話がオレンジだったり、車が右ハンドル左側通行だったり(英国圏ですなぁ)、日本車だ目立ったり、そんなつまらんことにも目がいきました。 ハラハラドキドキや大どんでん返しもないけれど、タスマニアの大自然とデフォーの押さえた演技に浸ることができる佳作である。
クラシック音楽というと、難しい感じで、どうも苦手に思っていたけれど、アカデミー賞作品賞に使われている映画音楽としてのクラシックということで、「どんな曲だろう」と思い、聴いてみた。 「これって、映画用の曲じゃなくて、クラシックだった。」と映画音楽だと思っていた曲の多くと再会。聴いていると熱烈な映画ファンであるからいくつかの場面を思い起こして涙も出てしまった。 「マンドリン協奏曲」にはダスティン・ホフマンのフレンチトースト、沈みかけるタイタニックの船で演奏される賛美歌、そして「ティファニーで朝食を」のムーンリバーのピアノの音色を一瞬聴いた途端に、たまらなく、感動してしまった。 添付のブックレットには、非常に細かい映画、クラシック曲の解説、アカデミー賞の全履歴など、参考書の用な内容で、カラー解説の見栄えも、なかなか美しく、好きだ。 ということで「クラシック」苦手という僕もこのアルバムを 聴いてクラシック、映画音楽をもっと知りたくなりました。
War is always terrible so much. But why human being cannot stop it ??
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